執筆者:水口貴博

企業研究のやり方が分かる30のポイント

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上場企業の面接前には、財務状況を確認しておきたい。

上場企業の面接前には、財務状況を確認しておきたい。 | 企業研究のやり方が分かる30のポイント

上場企業の面接前には、財務状況を確認しておきましょう。

財務状況について質問される可能性があるからです。

「当社の財務状況をご存じですか」

面接官に質問されたとき「知りません」という返事では、選考に響くでしょう。

本気で入社したければ、企業研究の一環として、財務状況の確認をしておきましょう。

上場企業なら、財務状況の確認は簡単です。

上場企業では、法律上、有価証券報告書の一般公開が義務づけられています。

有価証券報告書には、企業の概要・事業の状況・株式の状況・財務諸表などが含まれ、財務状況が確認できるでしょう。

もちろん細かい財務状況まで確認する必要はありません。

プロの投資家ではなく、あくまで就職活動における企業研究ですから、基本的な項目の確認で十分です。

たとえば、売上高・粗利益・営業利益・経常利益・当期純利益などです。

また忘れてならないのは、過去数年間にわたる財務状況の比較です。

過去数年間の財務状況の比較をして、売上高・営業利益・当期純利益などの推移を確認しておきましょう。

さらに余裕があれば、総資本利益率(ROA)・株主資本利益率(ROE)・流動比率・固定比率なども確認しておくと安心です。

少し専門的な分野ですが、その企業の「収益性」「安定性」「成長性」の3つが理解できるでしょう。

企業研究のやり方が分かるポイント(26)
  • 上場企業なら、面接前に、財務状況を確認しておく。
企業が求めるコミュニケーション能力を、具体的に把握しているか。

企業研究のやり方が分かる30のポイント

  1. 就職は、企業の名前ではなく、仕事の内容で選ぶのが正解。
  2. 企業訪問や工場見学で、貴重な情報を入手する。
  3. 企業の特徴が見つからないときの考え方。
  4. あなたが愛用している物は、どこの企業が作った物ですか。
  5. 店舗見学の際に、ふさわしい服装とは。
  6. 社員のプライベートを大切にする企業の、3つの特徴。
  7. 就職ランキングの思わぬ落とし穴とは。
  8. 差別のない企業の3つの特徴。
  9. 収入を増やしたい理由で、残業の多い企業を探すのは要注意。
  10. 大企業では得られにくい、中小企業ならではのメリット。
  11. 資料請求をした企業から、資料が送られてこない場合の対処。
  12. 企業研究をすればするほど、選考通過の可能性が上がる。
  13. 業界研究や企業研究が、つもりになっていませんか。
  14. ワンマン経営者でも、好調な企業もある。
  15. 有料の情報は、就職活動の効率を上げる効果がある。
  16. 志望企業が決まれば、実施される選考の種類を必ず確認。
  17. OB・OG訪問を歓迎する企業の面接は、OB・OG訪問を重視されやすい。
  18. アルバイトから正社員になるのは、どのくらい難しいのか。
  19. 人道的でない精神論を、しつこくアピールする企業には要注意。
  20. 個人的な知名度だけで企業を選ぶのは、要注意。
    BtoBの企業にも、素晴らしい企業がある。
  21. 企業の状態は、社員に表れる。
    社員とは、いわば血液のようなもの。
  22. トイレは、企業の状態を表す穴場。
  23. 女性が働きやすい職場かどうかを、どう確認するか。
  24. 「優秀な人は大企業に就職」という考えは、世界的に見ると、実は珍しい。
  25. 企業説明会で上映されるビデオは、現実より美しく表現されている場合がある。
  26. 上場企業の面接前には、財務状況を確認しておきたい。
  27. 企業が求めるコミュニケーション能力を、具体的に把握しているか。
  28. 入社予定の企業が、合併した場合の対処。
  29. 入社予定の企業が不祥事を起こしたときに考えたい、3つのポイント。
  30. 集めた企業情報は、入社が決まっても、しばらく保管。

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