執筆者:水口貴博

就職活動のメール30のマナー

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自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。

自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。 | 就職活動のメール30のマナー

ビジネスでメールを送る際は、相手を思いやる一言を加えましょう。

思いやる一言は、あってもなくても、メールの内容に変わりはありません。

「それなら不要ではないか」と思うかもしれませんが、やはり必要です。

デジタルのメールとはいえ、それを読むのは人間です。

相手は忙しい中、貴重な時間を割いてメールの対応をしてくれます。

多忙の中を対応してくださる感謝は、どんな状況でも無駄になりません。

思いやりの一言があれば、やはり嬉しく感じるはずです。

思いやりの言葉によって気遣いが伝われば、相手は「忙しくても頑張ろう」という気持ちが強くなるでしょう。

その結果、より速く、より丁寧に対応してくれることが期待できます。

たとえ、相手に余裕があることがわかっていても、マナーとして、思いやる一言を加えたほうが丁寧です。

誰でも気遣われると、嬉しく感じ、良好な人間関係につながります。

たとえば、次のような表現を心がけると、喜ばれます。

「先日はお世話になりました」ではなく「お忙しい中をご対応いただき、ありがとうございました」。

「必ず確認してください」ではなく「お時間があるときにご確認ください」。

「よろしくお願いいたします」ではなく「お手数ではございますが、何卒よろしくお願いいたします」。

たとえ自分が忙しい状況でも、相手を思いやる一言は、忘れずに付け加えましょう。

こうした思いやりの一言が、ビジネスのメールを、よりスムーズにさせるのです。

就職活動のメールマナー(17)
  • どんなメールでも、相手を思いやる一言を加える。
形式張った文章では、きちんとした内容でも、気持ちが伝わりにくい。

就職活動のメール30のマナー

  1. 就職活動で企業に送るメールは、ビジネスのメールと考える。
  2. 就職活動に、フリーのメールアドレスを使ってもいいのか。
  3. 個人的な趣味を表現したメールアドレスは、使用しないのが賢明。
  4. メール1通に時間をかかっても、恥じる必要はない。
  5. 企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。
  6. 絵文字や顔文字を楽しむのは、プライベートの範囲を心がける。
  7. メールでも、省略は使わない。
  8. サービス名や商品名も、正式名称を使うのが丁寧。
  9. 読みやすいレイアウトで大切なのは3つ。
    改行・空行・箇条書き。
  10. メールの件名は、本当に件名として適切な一言であること。
  11. 就職活動中は、こまめにメールの確認。
  12. 就職情報サイトからのお礼のメールは、返信が必要か。
  13. 読みにくい漢字や読み間違いやすい漢字には、ふりがなをつけると丁寧。
  14. メールの本文を書いている途中で送信してしまうミスを防ぐ工夫。
  15. 依頼だけのメールは、用件はわかっても、素直に受け止められない。
  16. メールの返事が遅くて迷惑になることはあっても、早くて迷惑になることはない。
  17. 自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。
  18. 形式張った文章では、きちんとした内容でも、気持ちが伝わりにくい。
  19. 学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。
  20. メールの署名に、余分な装飾は不要。
  21. 住所のない名刺やメール署名は、通用するか。
  22. 一度送信すると取り返しがつかないメールは、送信前の確認が特に重要。
  23. テンプレートを使ったメールでも、送信前の確認は不可欠。
  24. メール送信前の確認項目。
  25. メールを送る時間は自由ではあるが、できるだけ常識の範囲を心がけたい。
  26. 名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。
  27. 内定辞退に適切な手段は、メールより電話。
  28. 友人に送るメールを、間違って企業に送ってしまったときの対処。
  29. メールを送っても返信がない場合に考えられる、3つの原因。
  30. メールの返信がないときの催促には、要注意。

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