執筆者:水口貴博

就職活動のメール30のマナー

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メールの返信がないときの催促には、要注意。

メールの返信がないときの催促には、要注意。 | 就職活動のメール30のマナー

用件があって企業にメールをしても、返信されない場合があります。

もちろん不敬なメールなら、無視されることもありますが、真面目な用件なら、返信はあるはずです。

数日遅れることはありますが、1週間経っても返信がなければ、不自然と考えていいでしょう。

さて、相手から返信がないときに必要なのが、催促です。

メールで返信がないことを伝えるときは、催促の書き方に注意が必要です。

まず気をつけたいのは、責める口調です。

たとえば、次のようなとげのある書き方は、好ましくありません。

「早く返信してください」

「ビジネスなのですから、確認くらいはしっかりしてください」

相手が悪いのだから、強い口調で促したほうがいいと思うかもしれませんが、相手に悪気があるとは限りません。

相手が忙しくて、偶然メールを見逃しているだけかもしれません。

また、相手に過失があるとも限りません。

よく確認してみると、実は送信したつもりになっていた場合もあるでしょう。

メールだけ作成して、送信し忘れていることもあれば、別の人に送信していたこともあります。

さまざまな状況が考えられるため、相手が悪いと決め付けた口調は、ビジネスでは適切ではありません。

催促のメールでは、まず相手に負担を与えない言い方を心がけることです。

たとえば、次のようなメールです。

「○月○日の○時ごろにメールをいたしました。ご確認いただけましたでしょうか」

柔らかい文面のほうが読みやすく、相手も素直に受け入れてくれるでしょう。

また、相手の反省を促す効果があります。

催促のメールだからこそ、感情的にならず、柔らかい表現を使うようにしましょう。

就職活動のメールマナー(30)
  • たとえ督促のメールでも、柔らかい言い方を心がける。
まとめ

就職活動のメール30のマナー

  1. 就職活動で企業に送るメールは、ビジネスのメールと考える。
  2. 就職活動に、フリーのメールアドレスを使ってもいいのか。
  3. 個人的な趣味を表現したメールアドレスは、使用しないのが賢明。
  4. メール1通に時間をかかっても、恥じる必要はない。
  5. 企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。
  6. 絵文字や顔文字を楽しむのは、プライベートの範囲を心がける。
  7. メールでも、省略は使わない。
  8. サービス名や商品名も、正式名称を使うのが丁寧。
  9. 読みやすいレイアウトで大切なのは3つ。
    改行・空行・箇条書き。
  10. メールの件名は、本当に件名として適切な一言であること。
  11. 就職活動中は、こまめにメールの確認。
  12. 就職情報サイトからのお礼のメールは、返信が必要か。
  13. 読みにくい漢字や読み間違いやすい漢字には、ふりがなをつけると丁寧。
  14. メールの本文を書いている途中で送信してしまうミスを防ぐ工夫。
  15. 依頼だけのメールは、用件はわかっても、素直に受け止められない。
  16. メールの返事が遅くて迷惑になることはあっても、早くて迷惑になることはない。
  17. 自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。
  18. 形式張った文章では、きちんとした内容でも、気持ちが伝わりにくい。
  19. 学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。
  20. メールの署名に、余分な装飾は不要。
  21. 住所のない名刺やメール署名は、通用するか。
  22. 一度送信すると取り返しがつかないメールは、送信前の確認が特に重要。
  23. テンプレートを使ったメールでも、送信前の確認は不可欠。
  24. メール送信前の確認項目。
  25. メールを送る時間は自由ではあるが、できるだけ常識の範囲を心がけたい。
  26. 名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。
  27. 内定辞退に適切な手段は、メールより電話。
  28. 友人に送るメールを、間違って企業に送ってしまったときの対処。
  29. メールを送っても返信がない場合に考えられる、3つの原因。
  30. メールの返信がないときの催促には、要注意。

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