執筆者:水口貴博

スキンケアの悩みが解決する30のポイント

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化粧品に入っている防腐剤は、肌への影響は?

化粧品に入っている防腐剤は、肌への影響は? | スキンケアの悩みが解決する30のポイント

化粧品の成分表示を見ると「防腐剤」が入っていることに気づきます。

防腐剤とは、微生物の活動や増殖を抑え、腐敗を防ぐ薬剤のことです。

体によいのか悪いのかと聞かれれば、もちろん悪い影響があります。

なくせばいいと思いますが、そう単純にはいきません。

もし化粧品の中に防腐剤が入っていなければ、どうなるでしょうか。

化粧品の中で菌があっという間に繁殖して、品質が落ちてしまいます。

状況によっては、たった3日で菌が大量に繁殖して、品質がダメになってしまこともあるのです。

品質が落ちるだけならまだいいほうです。

劣化した化粧品が、逆に皮膚に悪影響を与える可能性もあります。

防腐剤は肌に悪影響があるとはいえ、防腐剤がなければ、もっと悪影響が出てしまうのが現実です。

そういう事情を考えると、防腐剤の存在を完全否定するわけにもいかないのです。

化粧品業界で使われる防腐剤は、十分に安全性が確認されたものが使われています。

肌に安全な種類が厳選され、影響の出ない量の範囲内で使われています。

古くから使われている実績もありますから、ひどく神経をとがらせる必要はないでしょう。

ないほうが望ましい防腐剤ですが、化粧品の品質を保つために、やむなく必要とされます。

大切なことは「パッケージに書かれた使用量」を正しく守ることです。

パッケージに書かれた使用量は、化粧品の効果だけではありません。

防腐剤が肌に悪影響を出ない量の目安でもあります。

防腐剤を必要以上に恐れず、パッケージに書かれた使用量を、正しく守りましょう。

スキンケアの悩みが解決するポイント(19)
  • 防腐剤に対する誤解を解く。
脂性肌なら、乳液はいらないの?

スキンケアの悩みが解決する30のポイント

  1. メイクが濃いと、色素が染み込んでしみになることはあるの?
  2. 洗顔料で顔を洗えば、クレンジングは不要では?
  3. クレンジングでしっかり汚れが落ちれば、洗顔料は不要になるの?
  4. 「界面活性剤」とは、どういう意味?
  5. メイクをしていない状態で、クレンジングはしたほうがいいのか。
  6. 旅行先で、クレンジング料を忘れた。
    どうやってメイク落としをすればいい?
  7. 洗顔料だけでメイクが落ちるような気がする。
    クレンジングは本当に必要なの?
  8. 手に取りすぎた化粧水や乳液は、もったいないから容器に戻してもいいの?
  9. 安物の化粧水をたっぷり使うのと、高価な化粧水を少しずつ使う。
    どちらのほうが、効果が高いの?
  10. 化粧水は、冷蔵庫に保管しておいたほうがいいの?
  11. コラーゲンがたっぷり含まれたものがある。
    これを口にすれば、肌がふっくらになるの?
  12. 化粧水と乳液。
    お金をかけるならどちら?
  13. 重度の乾燥肌や敏感肌の場合、どのような洗顔がおすすめですか?
  14. 人の皮膚が呼吸するのは、真っ赤な嘘。
  15. 乳液の後に、化粧水をつけてもいいの?
  16. 洗顔料で見かける「弱酸性」には、どういう効果があるの?
  17. 「アレルギー肌」と「敏感肌」の違いとは。
  18. 低刺激の化粧品のほうが、肌に健康的なの?
  19. 化粧品に入っている防腐剤は、肌への影響は?
  20. 脂性肌なら、乳液はいらないの?
  21. 「鉱物由来の油」と「植物由来の油」。
    安全性や効き目に違いはあるの?
  22. 乳液の上に化粧下地をつけると、べたつき感が出やすい。
    軽くする方法は?
  23. 泡を使って洗顔するのはわかっているけど、泡立ちにくい洗顔料もある。
    どうやって泡立てればいいの?
  24. 敏感肌は、化粧品を使わないほうがいいのか。
  25. 「活性酸素」は、肌にいいものなの?
  26. 美容液は、乳液の前につけるの。
    後につけるの?
  27. なぜ化粧品の値段は、差が大きいの?
  28. 化粧品をつけたときに肌がひりひりするのは、化粧品の品質が悪いから?
  29. ヒアルロン酸配合とセラミド配合の化粧品の違いとは。
  30. 普通肌、乾燥肌、脂性肌。
    一番老化しやすい肌はどれ?

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