執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

21

器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。

器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。 | 箸の使い方の30のマナー

器に口をつけたまま、箸を使ってかき込むように料理を食べていませんか。

勢いよく食べる人もいますね。

しかし、逆にそうしたずるずるいう音が不愉快だと感じる人がいるのも事実です。

相手に不快を与える可能性がありますから、静かに食べるように心がけるのが無難です。

和食は、不要な音を立てないようにします。

静かに落ち着いて食べることが大切です。

もちろん家庭内での食事の場合なら許容されますが、あらたまった場では控えます。

たとえば、お客さまや目上の方と同席する会席の場では厳禁です。

では、音を立てないように食べるにはどうするか。

食べるとき、器に口をつけたまま、料理を箸で口に流し込むことがよくありません。

食べる際は、箸でつかんで口に運ぶ。

これがあらゆる和食における、基本動作です。

箸の使い方のマナー(21)
  • 器に口をつけて、料理を箸でかき込まないようにする。
大皿の料理を、自分の箸で取らない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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