執筆者:水口貴博

テーブルマナーのすすめ

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「マナー、マナー」と言っているのは、まだ慣れていない証拠。

「マナー、マナー」と言っているのは、まだ慣れていない証拠。 | テーブルマナーのすすめ

日本人同士の間で「箸の使い方が上手だね」という話題はめったに上がりません。

誰もが使えて当然、使えこなせて当然だからです。

箸を使うとき、もはや体の一部になっているはずです。

私がアメリカ留学中もそうでした。

アメリカ人と食事をしていると、ナイフとフォークの使い方について話は出ません。

使えて当然、使えこなせて当然だからです。

カトラリーを使うとき、もはや体の一部になっているため、自由自在に使いこなせていました。

まったくの日常です。

別に大したことではありません。

それこそ「完全にマナーが身についている」という証拠です。

逆に言うと「マナー、マナー」と言っているのは、まだ慣れていない証拠です。

意識をしている時点で、マスターはできていません。

本当に極めると、意識しなくなります。

勝手に体が動き始めます。

テーブルマナーは、最終的に体で覚えるものです。

人が両足で歩くとき、左右の足は複雑な動きをしていますが、動きを体が覚えているため、意識しないのと同じです。

テーブルマナーを十分身につけたとき、考えもしなくなるのです。

あなたはどうでしょうか。

「意識をしなくなった」

そう思えているかどうかを、テーブルマナーが身についているかどうかの1つの判断基準にしましょう。

テーブルマナーのすすめ(7)
  • マナーをマナーと思えなくなるまで、慣れ親しむ。
どんなに面倒なマナーも慣れてしまえば、なんともない。

テーブルマナーのすすめ

  1. かっこいい人を見た経験が、私の意識を一変させた。
  2. レストランでの口説き率は、異常に高い。
  3. フォーマルなレストランで、頼りがいのある男性に見られる方法。
  4. テーブルマナーの意味を、最初から求めない。
    結果には、タイムラグがある。
  5. 給仕やソムリエに、嫌われる客と好かれる客の特徴。
  6. ルールはルール。
    面倒なことを嫌がらない人が、かっこいい。
  7. 「マナー、マナー」と言っているのは、まだ慣れていない証拠。
  8. どんなに面倒なマナーも慣れてしまえば、なんともない。
  9. 「落ち着け! 落ち着け!」と思うほど、余計に焦ってしまうのが人間。
  10. 下心のためのおごりは、好かれるどころか、むしろ嫌われる。
  11. 「楽な食べ方」を中心に考えるなら、野生動物と変わらない。
  12. テーブルマナーで差をつけろ。
  13. テーブルマナーとは、日常生活をちょっと上品に変える魔法である。
  14. 知識は盗まれない。
    体で覚えたことは、忘れもしない。
    テーブルマナーは、一生涯の財産になる。
  15. あなたのマナーは、3世代続く。
  16. クレームを言った後は、再訪問するのがマナー。
  17. 給仕にとって「おいしい」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  18. テーブルマナーは、推理ゲームとして考えると面白い。
  19. マナーはスポーツと同じ。
    まず頭で覚え、最後は体で覚える。
  20. テーブルマナーで、相手のことがわかってしまう。
  21. あらを指摘して通のふりをするのが、一番かっこ悪い。
  22. 頭にくるクレームほど、小さな声で伝えるのがマナー。
  23. テーブルマナーを知っていると、いつの間にか可能性が広げられる。
  24. あなたのマナーが、相手を幸せにさせる。
  25. 他国の食事マナーの習得は、異文化を学ぶことに匹敵する。
  26. 時代とともに変化する「かっこいい」より、変わらない「かっこいい」。
  27. 外見に恵まれない人は、テーブルマナーで一発逆転のチャンスを狙え。
  28. 魚料理に対する苦手意識の大半は、ほかとは違い、練習しだいで克服できるもの。
  29. レストランの堅苦しい場所を使って、真面目な気持ちを伝える。
  30. 食事をサーブする側を経験すると、マナーの大切さを痛切に感じる。

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