執筆者:水口貴博

レストランで心がける30のワインマナー

29

ワインの一気飲みは、できるだけ控えたい飲み方。

ワインの一気飲みは、できるだけ控えたい飲み方。 | レストランで心がける30のワインマナー

宴会では、ビールやワインなどの一気飲みがよく見られます。

無理をしない範囲なら、雰囲気を盛り上げるための演出として悪くはありません。

しかし、レストランでワインの一気飲みはタブーです。

してはいけないわけではありませんが、できるかぎり控えたほうがいいでしょう。

給仕やソムリエからすると、ワインを少し軽く扱っている印象を受けてしまいやすいからです。

ワインは市場に出るまで、大変長い年月がかかっています。

地下のワインセラーで熟成され、飲まれる日を待ち望んでいます。

目の前にあるワインは、ようやく日の目を見た「ワインの晴れ舞台」というわけです。

何年、何十年間も熟成されたワインを、一瞬で飲み干してしまうのは、ワインが経験している年月に対して、少し軽すぎる姿勢です。

ワインが少しかわいそうです。

飲み方が規則になっているわけではありませんが、できれば一気飲みは控えたい飲み方です。

長期間熟成された時間を思いながら「ゆっくり」と「じっくり」と味わいましょう。

ゆっくりワインを味わうことで、ワインができるまでの長い時間をより感じられ、感謝の気持ちが出てきます。

給仕やソムリエに喜ばれるだけでなく、なによりワインが喜ぶに違いありません。

レストランで心がけるワインマナー(29)
  • ワインの一気飲みは、控える。
ワインのラベルは、写真同様、思い出の記念品になる。

レストランで心がける30のワインマナー

  1. レストランでのワイン選びを、すべてソムリエに任せるのはよくない。
  2. テイスティングを恥ずかしがらないで!
  3. ワインのテイスティングをするときの6つの手順。
  4. テイスティングで問題点があれば、交換をしてもらってもいい。
  5. なぜワイングラスは、左回りに回すのか。
  6. ワインを注いでもらうとき、ワイングラスを持ち上げないこと。
  7. 文字ばかりのメニューですぐ決められない。
    そういうときの解決法。
  8. ワイングラスについた口紅は、指でぬぐい、ナプキンで拭く。
  9. ワイン選びの定番。
    「魚料理には白、肉料理には赤」
  10. 「もう飲めない」とワインを断るとき、グラスの上に手をかざしてはいけない。
  11. ワイングラスの飲み口は、一定にする。
  12. 飲み残したワインボトルは、持ち帰ってもいい。
  13. 食前酒・食中酒・食後酒の目的と選び方。
  14. 「とりあえず」と言いながらオーダーするのは、給仕に失礼。
  15. ワイン選びに自信がないときには、給仕やソムリエに相談をする。
  16. ブランデーグラスの持ち方。
  17. ワインを自分たちでつぎ足さない。
  18. 2本以上ワインを飲むとき、おいしさを重視する適切な順番。
  19. ワインやシャンパンは、かき混ぜない。
  20. ワイングラスに、水を入れて乾杯をしてはいけない。
  21. ロマンチックな雰囲気を演出したければ、ロゼワインがおすすめ。
  22. レストランによっては、ワインの持ち込みが許可されているところがある。
  23. 乾杯のときに、グラスをかちんとぶつけない。
  24. 料理とワインのマリアージュの上手な楽しみ方。
  25. ソムリエとの会話を楽しむ上手なきっかけ作り。
  26. ワインボトル選びで、目安にしたい基準。
  27. ワインが飲みたくても飲めなかった、忘れられないトラブル。
  28. いくらテーブルマナーに慣れていたとしても、酔いつぶれては意味がない。
  29. ワインの一気飲みは、できるだけ控えたい飲み方。
  30. ワインのラベルは、写真同様、思い出の記念品になる。

同じカテゴリーの作品

1:45

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION