執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

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指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。

指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。 | 部下を叱る30の方法

叱りたいことが、複数あるときがあります。

指摘が1つだけならいいですが、複数見つかる場合があります。

気になった点がいくつかあるとき、同時にいくつも伝えようとするとうまくいきません。

叱られるのは誰でも嫌です。

1つ叱られるだけで萎縮してしまうのに、さらにいくつも指摘されることがあれば、なおさら受け入れにくくなります。

一度にすべてを伝えようとすると、相手の頭がパンクしてしまう。

しかも、いくつもあるとどうしても話が長くなりがちです。

「あれもダメ。それもダメ。そういえばこれもダメ」

叱られる側は「いくつあるんだよ」と思います。

いつまで続くのかわからない説教に不安になります。

何かいい方法はないのでしょうか。

考えられる方法としては「最初に指摘の数を宣言すること」です。

話の始めに「3つ指摘ポイントはあります」と言っておけばいい。

叱られる側は「指摘が3カ所あるのだな」と、受け入れる準備ができます。

数がわかるだけでも全然違います。

指摘が3つあることがわかれば、3つ分を受け入れる体制を整えます。

できるかぎり1つの指摘を短くしましょう。

いくら指摘の数を伝えたとしても、全体的にくどくど長くなりすぎては、叱られる側も疲れます。

できるだけ短く、かつすっきり相手に伝えるのがいいのです。

部下を叱る方法(10)
  • いくつか指摘があるときは、数を最初に伝えておく。
いつまでも過去の過ちを言い続けない。
昔の話を引っ張り出さない。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

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