執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

12

嫌がることをやらせても、本当に身につかない。

嫌がることをやらせても、本当に身につかない。 | 子育て上手な親になる30の方法

強制には、注意です。

子どもに強制をさせると、一時的な効果はあっても、才能は伸びにくくなります。

才能は、自分のやりたいことを進んでやるときに伸びていきます。

子どもがやりたがることは、どんどんやらせてあげましょう。

やりたがらないことは、やらせないほうがいいのです。

私の家庭では、子どもの勉学で、無理やり塾に行かせようとしませんでした。

理由は簡単で、私が「行きたくない」と拒んでいたからです。

母はそれを聞いて「じゃあ、行かなくてもいい」と許してくれました。

母はいつも、こう言います。

「嫌がることをやらせても、本当に身につかない。無理に行かなくてもいい」

母は、私に勉強を強制させることはありませんでした。

おかげで私は、勉強を強制させられた記憶はありません。

小学校時代、一度も塾に通うことはありませんでした。

初めて塾に通い始めたのは、中学1年のときでした。

理由は単純です。

私が「行きたい」と言い始めたからです。

親から勉強を強制されていないと、不思議なことに、勉強がしたくなります。

当時は、クラスのほとんどが塾に通っていました。

周りの友人が楽しそうに塾の勉強を話していたため、自分も行ってみたくなったのです。

親が、子どもの気持ちを尊重してくれたおかげで、勉強を嫌いになることもありませんでした。

勉強を始めるきっかけにもなりました。

今になって思えば、そういう流れを母は期待していたのかもしれません。

子育て上手な親になる方法(12)
  • 強制は、させないようにする。
よその子と比べないほうがいい。

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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