執筆者:水口貴博

汗のにおいを抑える30の対策

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汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。

汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。 | 汗のにおいを抑える30の対策

汗を抑えたければ、汗をかく状況の理解が必要です。

汗をかく3つの状況を理解することは、汗を抑える方法にもつながります。

堅苦しい話とも思えますが、ぜひ押さえておきましょう。

  • 温熱性発汗

まず1つ目は、暑さによって出る汗です。

私たちにとって、最もなじみの深い汗ですね。

常に体は、36度から37度の平熱を保とうとします。

夏場やスポーツなどで体温が上昇すると、体が危険な状況になるため、汗を流して体温を下げようとします。

汗に塩分が含まれているのは、蒸発したとき、熱を逃がしやすいためです。

温熱性発汗を抑えるためには、暑くなるような状況を避けることです。

それが、体の健康を守る行為にもつながります。

  • 精神性発汗

驚いたり、緊張したり、不安になったりしたときにも、汗が出ます。

「冷や汗」も、精神性発汗の1つです。

なぜ、心理的・精神的ストレスがかかったとき、汗が出るのでしょうか。

精神性発汗は、私たちが猿人だったころからの「滑り止めの名残」といわれています。

敵が現れたとき、道具を持ったり走ったりなど、すぐ敵との対処ができるよう汗をかいて、摩擦を作ろうとしているのです。

一瞬で交感神経が優位になると、心拍数が上がり、汗をかき始めます。

手のひらと足の裏に限ってよく汗をかくのは、摩擦を作る関係です。

精神性発汗を抑えるためには、ストレス解消や悩みの解決をして、心労を減らすことです。

ストレスが小さくなることで、精神性発汗も少なくなります。

  • 味覚性発汗

からいものや濃い味付けの料理を食べたときに感じる強い刺激によって、汗が出ます。

香辛料による刺激によって、消化器官の運動が活発になります。

その分、熱を発生するため、汗をかくというメカニズムです。

味覚性発汗を避けるには、むやみに刺激物を口にしないことが大切です。

たまに食べるくらいは問題ありませんが、強い刺激のある料理ばかりを毎日食べていると、消化器官に負担をかけてしまいます。

胃や腸が炎症を起こす原因にもなるのです。

汗のにおいを抑える対策(5)
  • 汗をかく3つの状況を理解して、汗をかきにくい状況に役立てる。
汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。

汗のにおいを抑える30の対策

  1. ある程度の体臭は、誰にでもあるもの。
    違いがあるのは、体臭に対するエチケット。
  2. 実は、汗そのものに、においはない。
  3. 実は「汗かき」という明確な定義はない。
  4. 人の体から出る汗には2種類ある。
    エクリン腺とアポクリン腺。
  5. 汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。
  6. 汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。
  7. 汗の種類は、リトマス試験紙で確認できる。
  8. いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。
  9. 朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。
  10. 抗菌タイプの下着は、やみつきになるくらい効果がある。
  11. これというほど汗をかかなくても、汗臭さは目立つもの。
  12. 汗をほったらかす習慣が、体臭の原因になる。
  13. 乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。
  14. 水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。
  15. からいものや熱いものを、食べすぎない。
  16. においやすさには、個人差がある。
  17. 服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。
  18. 脱ぎ終わった替えの下着をどうするかが、大切だ。
  19. においの種類によって、デオドラントを使い分ける。
  20. 制汗スプレーは、使い方を誤れば、逆効果。
  21. 定期的な半身浴で、汗腺機能を高めよう。
  22. 冷え性と汗かきの、意外なつながり。
  23. 汗は、悪者ではない。
  24. 顔にかく汗を、一時的に汗を止める裏技。
  25. 全身の発汗を抑えるには、首筋を冷やそう。
  26. 緊張したときほど、まず深呼吸。
  27. デリケートな、においの問題は、誰に話せばいいのか。
  28. 精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」かもしれない。
  29. 心療内科の先生に、話を聞いてもらうだけで、意味がある。
  30. 緊張して汗が止まらないなら、開き直るのが一番。

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