執筆者:水口貴博

器の大きい人になる30の方法

19

なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。

なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。 | 器の大きい人になる30の方法

幼いころ、母と一緒にテレビを見ていると、突然母が泣き始めました。

まだ幼い私は、驚きました。

テレビの番組内容に心を打たれて泣いているようでしたが、番組のどこが感動するのかよくわからなかった。

人の死に関する内容であり、たしかに悲しい内容ではありましたが、さすがに泣くほどのものではないように感じました。

当時、なぜ母が泣いているのか理解できなかった。

「自分には感じていない何かを感じている」のはわかりましたが、何を感じているのかは子どもの私にはまだわかりませんでした。

まだ身内の死を一度も目の当たりにしたことがなかった私は、死についてのイメージがよくわかりませんでした。

おそらく母は、過去の誰かの死を思い出していたのでしょう。

過去の誰かの死と番組とが重なり、こみ上げてくるものがあったのだと思います。

それが母の器の大きさです。

器が大きい人は、何事も動じず、いつも胸を張り、堂々としているようなイメージがあります。

涙なんて無縁というイメージがありますが、実際、そうではありません。

器が大きい人ほど、実はよく泣きます。

それも、べそべそとした泣き方ではなく、わんわんとした泣き方です。

滝のように涙を流します。

弱いからではありません。

器が大きいから泣きます。

大人になれば、涙もろくなると言われます。

自分の過去と重なることが増えるからです。

長く生きていると、楽しい経験や嬉しい経験はもちろん、つらく悲しい経験などが増えます。

さまざまな経験を積み上げることになる。

経験することで理解できる範囲が広がり、他人の話を聞いたときに泣けてきます。

過去の自分と重なり、感情移入しやすくなるからです。

器が大きくなると、必ず感動しやすい体質へと変わります。

話を理解できる範囲が広がって、感動しやすくなるのです。

器の大きい人になる方法(19)
  • 経験量を増やし、涙もろくなる。
厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。

器の大きい人になる30の方法

  1. 器の大きい人は、怒りを優しさで表現する。
  2. いらいらして言い返すと、相手と同じレベルになる。
  3. 脳が酸欠状態になると、落ち着いて考える余裕もなくなる。
  4. 口にする前に深く考え、一度口にした言葉には責任を持つ癖。
  5. 器の大きい人は「笑顔」と「怒り」の両方を自在に操る。
  6. 器の大きい人は、余裕を味わう。
    器の小さい人は、ぎりぎりを味わう。
  7. ささいなことにとらわれすぎず、重大なことに焦点を合わせる。
  8. 対応に慌てたときこそ、器の大きな理想の人物を思い浮かべる。
  9. いらいらするはずの瞬間に笑顔になると、器の大きさを感じる。
  10. どんなに知識や知恵があっても、臨機応変がないと、うまく生きていけない。
  11. 器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。
  12. つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。
  13. ユーモアは、楽しく、脳を活性化させる。
  14. 私の人生を変えてくれた中国人講師。
  15. 海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。
  16. 短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。
  17. 痛みを味わうことで、見えてくる解決策がある。
  18. 成長とは、背伸びの繰り返しだ。
  19. なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。
  20. 厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。
  21. 理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。
  22. 器の大きい人は、インプットの限界を知っている。
  23. 本当のボランティアは、愛がないとできない。
  24. 言い訳しながら謝ると、気持ちが半減する。
  25. 許せば許すほど、表情は柔らかくなる。
  26. 失敗してもいい。
    大切なことは前向きに行動すること。
  27. 器の小さい人は、人の失敗を笑いの材料にする。
    器の大きい人は、人の失敗を反省の材料にする。
  28. 貯金の量は、器の大きさへと変わる。
  29. 直線コースより回り道コースのほうが、人生は豊かになる。
  30. いらいらしているときこそ、忘れがちな作法を忘れない。

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