執筆者:水口貴博

人から愛される30の言葉の習慣

17

余裕がないときほど、乱暴になりがちな言葉遣いに注意する。

余裕がないときほど、乱暴になりがちな言葉遣いに注意する。 | 人から愛される30の言葉の習慣

ある日のことです。

友人が、私を見て言いました。

「どうせ暇だろ。助けてくれ」

私はむっとしてしまいました。

友人は忙しくて、少しでも協力がほしいという状況のようです。

1人の力では解決できないことなので、ほかの人の手を借りたいようです。

それは、見てすぐ理解できました。

たしかに私は時間に余裕がありました。

しかし、なかなか気が進まない。

偉そうで乱暴な言い方が、頭に引っかかっているからです。

「助けよう」という気持ちが急に冷めてしまいます。

偉そうな言い方をされると、不機嫌になる人もいるでしょう。

普段は丁寧な言葉遣いをする友人ですが、そのときは珍しく乱暴な言い方でした。

おそらく余裕がない状況のため、乱暴な言葉遣いになってしまったのでしょう。

困っているのはわかりますが、とげのある言い方をされると「助けよう」という気持ちもなくなります。

助けを求めた結果、偉そうな言い方だったためにいざこざになり、逆にトラブルを増やしてしまうかもしれません。

問題は、言い方です。

こういうときは「今、大丈夫ですか」「時間は空いていますか」と丁寧に相手の状況を尋ねる言葉から始めることです。

「時間なら空いていますよ」と返事が来れば「困っているので助けてもらえませんか」という流れになります。

摩擦がないので、スムーズに応じることができます。

丁寧な言い方だからこそ「助けよう」という気持ちも出てくるでしょう。

余裕がないときほど、乱暴な言葉遣いに注意です。

人から愛される言葉の習慣(17)
  • 困っているときこそ、言葉遣いを丁寧にする。
いつの間にか、自分にしかわからない話をしていませんか。

人から愛される30の言葉の習慣

  1. 言葉を正す前に、両親との関係を正すほうが先決。
  2. 素直に「ありがとうございます」という感謝の言葉を伝える。
  3. うまく言えないときには「うまく言えない」でいい。
  4. いきなり用件から言い始めない。
  5. 言いにくい謝罪の言葉こそ、最初に言う。
  6. 最初から具体的な返事をする必要はない。
    抽象的でもいいから、すぐ返事をする。
  7. 平凡であろうと、最近あった話は何でも面白い。
  8. 相手が好きなキーワードを発見しよう。
  9. 「手伝いましょうか」ではなく「手伝わせてください」。
  10. 「変ですね」というのは、褒め言葉。
  11. 「私も同じ経験があるよ」と言えば、友人は心から救われる。
  12. 「こら!」というのは愛の言葉。
  13. 「嬉しそうだね」と言われると、本当に嬉しくなる。
  14. 一度も失敗したことがない人より、何度も失敗したことがある人のほうが魅力的。
  15. 「これでいいです」より「これがいいです」。
  16. もったいぶった話し方は感じが悪い。
    話したところで、がっかりされるのがオチ。
  17. 余裕がないときほど、乱暴になりがちな言葉遣いに注意する。
  18. いつの間にか、自分にしかわからない話をしていませんか。
  19. 世間知らずから抜け出す方法は「謙虚」である。
  20. 人生において「無理」という言葉は禁句。
  21. 考え方が対立しそうになれば「たしかにそうですね」と言う。
  22. 期待が外れても「期待外れ」を楽しめばいい。
  23. 誘いに断っても「誘ってくれてありがとう」というお礼を忘れない。
  24. 元気がないときは、元気が出るまで何度でもやり直す。
  25. 無言でスタートするより、声を出してスタートするほうが、勢いが出る。
  26. 最初から完璧にできる人はいない。
    最初は必ず間違えるもの。
  27. 「用意、どん」は、用意ができしだい、スタートする。
  28. 「出会えてよかった」という言葉ほど、嬉しい言葉はない。
  29. 明るい未来の話は、どんな薬より効き目がある。
  30. よい嘘なら、神様も許してくれる。

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