公開日:2024年2月18日
執筆者:水口貴博

問題意識を持つ30の方法

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「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたとき、どうするか。

「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたとき、どうするか。 | 問題意識を持つ30の方法

トラブルになったとき「ほら言ったとおりになっただろ」と言ってくる人がいます。

ここでどんな返事をするかです。

気持ちのいい言葉ではありません。

感じの悪い一言に思えるでしょう。

やじのように聞こえ「ざまあみろ」と言わんばかりのニュアンスもあります。

「ほら言ったとおりになっただろ」と言われると、誰でもむっとするところではないではないでしょうか。

「うるさい!」と反抗的な態度を返しそうになりますが、要注意です。

ここで反抗的な態度を返すのは、聞き分けの悪い子供と同じです。

「認めたら負け」という心理があるのかもしれません。

反抗的な態度を見せ、攻撃的な言葉を返すと、口喧嘩の始まりです。

トラブル発生中に、別のトラブルを起こすことになります。

余計な口喧嘩をすればするほど、トラブルの解決がますます遅くなります。

余計なところで貴重な時間や労力を使わないことです。

「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたら、かちんとくるかもしれませんが、ここで大切なことに気づく必要があります。

「言ったとおりになっただろ」ということは「その人は以前から警告していた」ということです。

「迷惑になるからやめたほうがいい」と注意があったり「こうしたほうがいい」と忠告があったりしたはずです。

つまり、その人の警告を無視したからトラブルになったともいえます。

トラブルを防ぐチャンスはあったのです。

その人の警告を無視した自分にも落ち度があるといえます。

気持ちのいい言葉ではありませんが、相手の言葉にも一理あるのです。

「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたときは、大人の対応を見せましょう。

心がけるべきことは、素直な返事です。

「そうですね。あなたの言うとおりになりましたね」と言えばいいのです。

素直な一言を返せば、相手はもうそれ以上何も言ってこなくなります。

相手の言い分を素直に認め、警告を無視した自分を反省します。

これが大人の対応なのです。

問題意識を持つ方法(24)
  • 「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたときは、反抗的な態度を見せず、素直な返事を返す。
中途半端な解決は、それはそれで問題。

問題意識を持つ30の方法

  1. あらゆる問題は「時限爆弾」と言い換えられる。
  2. 違和感を見逃さないことが、トラブル防止につながる。
  3. 今すぐ解決しなくていい問題は、放置されがち。
  4. 「最初から問題を解決する気がない人」になってはいけない。
  5. 小さな問題をきちんと解決できる人は、普段の仕事もよくできる。
  6. 問題に取り組む理由は「仕事だから」で十分。
  7. 緊急の連絡は、無視しない。
    1分1秒でも早く確認する。
  8. 危機感を持つためには、最悪の結果をイメージする。
  9. 問題は、気づいたときに取りかかるのが一番良い。
  10. 問題は、文句を言えば言うほど、難しくなっていく。
  11. 小さな問題のほうが、実はリスクが高い。
  12. 考える時間に、無駄は1つもない。
  13. 問題と出会ったのもご縁と思えば、前向きに取り組める。
  14. 異常を見つけたくないからといって、健康診断を受けないのはNG。
  15. 問題に取り組むことが、セルフコントロール力を鍛える機会になっている。
  16. 「慣れたときが一番危ない」は、運転だけでなく、仕事にも言えること。
  17. 問題を指摘した人に、腹を立てない。
  18. 聞き方が強い口調だと、逆ギレをしているように聞こえる。
  19. 専門的な問題は、自分で解決するより、専門家を頼るのが良い。
  20. 解決不可能な問題であっても、解決可能な問題に転換できることがある。
  21. 問題ない日々を送っているからといって、素直に喜んでいいとも限らない。
  22. 就寝前に思い出したタスクは、紙に書き出す。
  23. 問題対応中に、別の問題を発見したらどうするか。
  24. 「ほら言ったとおりになっただろ」と言われたとき、どうするか。
  25. 中途半端な解決は、それはそれで問題。
  26. 問題かどうか自分が決めることなら、人に聞いても仕方ない。
  27. ブラックな問題は、真面目に取り組むより、逃げるのが得策。
  28. ファスナーを開けたままにしていると、窃盗被害に遭いやすくなる。
  29. あなたには、保留中の問題がある。
  30. 「今までの自分ならここで逃げていたが、今回は違う」。

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