執筆者:水口貴博

お金持ちになる30の習慣

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お金持ちになれても、家庭崩壊では意味がない。

お金持ちになれても、家庭崩壊では意味がない。 | お金持ちになる30の習慣

私の両親は常に徹底的な節約を心がけています。

特に母は、お金に関してはうるさい人で、少しでも出費が削れるところは削り、大切なお金が逃げないようにしています。

少しでも安いところはないのかとチラシを見比べたり、時には水口家の畑にある野菜で済ませたりしています。

しかし、こんな母には、不思議な瞬間があります。

いつもは節約家の母が、急にお金をどんと使うときがあるのです。

家族旅行や誕生日、記念日といった「家族行事」に関することです。

小さいころの私は、節約家の母がこうした家族行事に限ってはお金を大胆に使う光景を、不思議に思っていました。

「いつもはお金にうるさいのに、なぜ家族にだけはお金をかけるのかな」と不思議に思っていたわけです。

しかし、私が大人になるにつれて、母がそうして上手にお金を使っていることにだんだん気づいてきました。

母は、家族旅行や誕生日、記念日だけは、羽振りがよくなります。

今まで節約ばかりしていた母が、家族行事にだけはお金を惜しまないのです。

「いつも節約をしているのに、これでは意味がない」と思いましたが、見方を変えれば母は何を大切にしているのかうかがえます。

母は家族関係をなにより大切にし、幸せの土台は家庭にあると考えていたのです。

いくらお金があっても家庭が崩壊しては、意味がありません。

ただお金を貯めるのではなく、幸せになるために家庭を大切にし、そのためにお金を上手に使っていました。

それが母にとっての哲学であり、貴いものです。

父も同じようなことを考えています。

父も同じくして家族旅行にはお金を大胆に使い、家族ができるだけ楽しめるお金の使い方をしています。

いつもは節約で質素な生活をしている父と母は、家族旅行でお金を使い、そのおかげでさらにその夫婦関係を向上させていました。

お金を家族や夫婦関係向上のために使い、そのために普段は節約をしているのです。

だから幸せであり、お金持ちになれたのです。

お金持ちになる習慣(4)
  • 家族行事には、お金を惜しまないようにする。
お金の節約はしても、人間関係まで節約をしてはいけない。

お金持ちになる30の習慣

  1. お金も性の勉強も、全然足りない。
  2. お金持ちには、お金に関する「習慣」がある。
  3. 徹底的な節約は、お金持ちになる基本。
  4. お金持ちになれても、家庭崩壊では意味がない。
  5. お金の節約はしても、人間関係まで節約をしてはいけない。
  6. 見るだけ・聞くだけなら、無料。
  7. 買い物は、できるだけ現金で買うほうがいい。
  8. チャンスはお金をかけないと、生かしきれない。
  9. お金の自慢は、身を滅ぼす習慣。
  10. 状況に応じて、共働きをする。
  11. 楽観的な性格は、お金にも愛される。
  12. 健康であるということは「時間」と「お金」を節約しているということ。
  13. 夫婦仲の良さは、お金を稼ぐための土台になる。
  14. 節約は「一時的」ではなく「習慣」にしておかないと意味がない。
  15. 親の勤勉さは、子に移る。
  16. お金を使った分だけ自分に返ってくる。
    よい影響も、悪い影響も。
  17. 一流に触れるほど「文化度」が高まっていく。
  18. お金と親友。
    どちらが貴い存在なのか。
  19. お金持ちは、楽をして稼ごうとしない。
  20. 成功している人は、好きなことを仕事にしている。
  21. お金の管理は、2人でするより、1人が代表して行うほうがいい。
  22. 自給自足で、健康と節約が手に入る。
  23. お金は、使えば使うほど増える。
  24. 家族旅行でけちってはいけない。
  25. 「長期的な視野」と「短期的な視野」を持って、お金と接すること。
  26. お金が目的になってはいけない。
    お金は単なる手段。
  27. ウインドーショッピングだけなら、お金は必要ない。
  28. お金のかからない習慣を持とう。
  29. 自分から、先に与えること。
    人に与えることで豊かになる。
  30. けちっていいものと、いけないものがある。

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