執筆者:水口貴博

面白い人になる30の方法

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おやじギャグは、笑わせるネタではない。場を凍り付かせるネタである。

おやじギャグは、笑わせるネタではない。場を凍り付かせるネタである。 | 面白い人になる30の方法

面白いネタとして思い浮かぶ1つが「おやじギャグ」です。

おやじギャグとは、内容が古くさく、時代感覚からずれているしゃれのことを言います。

よく中年男性が口にすることから、おやじギャグといわれています。

「電話に誰も出んわ」

「布団が吹っ飛んだ」

「カエルが帰る」

「ネギを値切る」

「猫が寝込んだ」

「予約がようやく取れた」

「予想をするのはよそう」

「アルミ缶の上にあるミカン」

「父さんの会社が倒産した」

「紅葉を見に行こうよう」

おやじギャグからは、知性もユーモアも感じられません。

中には「高度な言葉遊び」と思う人もいるかもしれませんが、実際は「陳腐でつまらない」と感じる人が大半でしょう。

「笑ってくれるかもしれない」

「言わないより言ったほうがいいだろう」

「少しくらい場を盛り上げられるだろう」

ぱっと思いつけば、安易な気持ちでとっさに言ってしまうかもしれません。

しかし、面白いとはいえ、おやじギャグには要注意。

おやじギャグを言った後は、冷たい雰囲気になるでしょう。

言われた相手も、どうコメントしていいかわからず、困惑するでしょう。

知性もセンスもないギャグは、もはや「面白い」とは言えません。

「ウケない」とわかっていながら言ってしまうのは、マナー違反。

言いたい衝動に駆られても、ぐっと我慢しておくほうがいいでしょう。

面白くなるのとは真逆の行為。

おやじギャグは、言えば言うほど、面白い人から遠ざかっていきます。

もはやおやじギャグは「笑わせるネタ」ではなく「場を凍り付かせるネタ」と考えるのが適切です。

おやじギャグを言うくらいなら、普通に明るく楽しい話題で会話したほうがベターです。

本気で面白い人になりたいなら、おやじギャグは禁句にしておくのが無難です。

ただし、逆におやじギャグを言われたときは、対応が変わります。

つまらなくても、笑ったほうがいいでしょう。

リアクションが悪いと、雰囲気が悪くなる。

無言や無表情になってしまうと、お互い気まずくなります。

心の中でため息をついていても、表向きは笑っておくのがお付き合いです。

「寒いですね。地球温暖化の防止に貢献していただき、ありがとうございます!」

寒いおやじギャグをうまい一言で返しておけば、笑いでうまくまとめられるでしょう。

面白い人になる方法(21)
  • おやじギャグは、禁句にする。
  • ただし、おやじギャグを言われたときは、お付き合いで笑うようにする。
面白いから、笑うのではない。
笑うから、面白くなる。

面白い人になる30の方法

  1. 面白い人になるために一番大切なのは、相手を楽しませたい気持ち。
  2. 面白い人とは、自負するものではなく、評価されるもの。
  3. 面白い人になるためには、自分を変えていく努力が必要。
  4. 面白い人は、性格が明るく、ポジティブ思考。
  5. 面白い人になるためには、オープンな性格になることが大切。
  6. 自分がしたい話より、相手が楽しめる話をする。
  7. 面白い人の真似をしてみる。
  8. 面白い人には、ユーモアのセンスがある。
  9. 面白い人になるためには、面白い話が必要とは限らない。
  10. 笑えるネタでなくてもいい。
    明るく楽しいネタで十分。
  11. 世間に無知では、面白くなれない。
  12. 面白いネタを見つけるにも「積極性」が大事。
  13. どんなに面白い話も、回りくどいと、台無しになる。
  14. しっかり聞けない人は、よい返事もできない。
  15. とことん相手の話を聞くだけで、面白い人になれる。
  16. 人をばかにして笑いを取るのは、NG。
    自分をばかにして笑いを取るのは、OK。
  17. 豊富な語彙力は、面白い人になるための土台。
  18. 面白いから、オーバーリアクションをするのではない。
    オーバーリアクションをするから、面白くなる。
  19. 面白いネタやエピソードを作るには、遊びが欠かせない。
  20. 笑いの基準を下げる。
    ささいなことでも笑うようにしよう。
  21. おやじギャグは、笑わせるネタではない。
    場を凍り付かせるネタである。
  22. 面白いから、笑うのではない。
    笑うから、面白くなる。
  23. ユーモアの失敗を恐れない勇気が大切。
  24. 同じ人に同じネタを使うのは、マナー違反。
    面白いネタも、2回目から平凡になる。
  25. ボディーランゲージがあると、会話はもっと面白くなる。
  26. 褒めることも、面白いネタの1つになる。
  27. 面白くなるために、頭の回転の速さは必要なのか。
  28. 相手からばかにされても、怒るのではなく、笑い飛ばそう。
  29. 面白い人は、形式やルールにこだわらない。
  30. 「面白い」という一言は、あらゆることを面白くさせるスパイス。

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