執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。

コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

同じ名前が何人かいると、呼び方に困る場面があります。

たとえば、ある人に寄せ書きを書く場面があるとします。

「山田」という名字が2人いると「どちらの山田なのか」と困惑します。

ニックネームでもあればいいのですが、ない状況もあるでしょう。

そこでわかりやすく、特徴を加えた表現をすることがあります。

「若いほうの山田です」

「痩せているほうの山田です」

「髪の毛が多いほうの山田です」

こう書けば、どの山田さんかすぐわかります。

よく見られる書き方ですが要注意。

マナー違反に当たる可能性があります。

「若いほうの山田」と書けば、そうでない山田さんは年を重ねていることがわかります。

「痩せているほうの山田」と書けば、そうでない山田さんは、間接的に太っているとわかります。

「髪の毛が多いほうの山田」と書けば、そうでない山田さんは薄毛であることが想像できます。

気にしない人もいるでしょうが、気にする人もいるでしょう。

悪気はなくても失礼な表現になり、不快感を与える原因になります。

場合によっては、思わぬトラブルをこともあります。

わかりやすい特徴であっても、コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は控えたほうが賢明です。

この場合、当たり障りのない書き方が適切です。

「ショートヘアの山田」「営業部の山田」などの書き方なら、誰も傷つけません。

書こうとしている特徴は、そうでない人に不快感を与えないか、書く前に一度考えてみましょう。

もし書き方に迷ったら、フルネームが無難です。

人間関係で注意したい余計な一言(6)
  • 誰が見聞きしても、失礼がない呼び方を心がける。
「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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