執筆者:水口貴博

本音を聞き出す30の上手な質問法

18

論理的な流れより、気持ちの流れで会話するほうが、仲良くなりやすい。

論理的な流れより、気持ちの流れで会話するほうが、仲良くなりやすい。 | 本音を聞き出す30の上手な質問法

上手な質問は、デジタルより、アナログです。

論理的に進めるより、気持ちの流れで進めたほうが、スムーズに進みます。

計算ずくめの論理的な会話より、相手の気持ちを大切にした会話をするほうが「共感」が生まれます。

たとえば「昨日は残業だったんだよ」という答えに対して、どう返答していますか。

このとき、論理的な人は「なぜ残業してたの」と聞きます。

単に理由を知りたいと思い、論理的に返事をしてしまうのです。

もちろんこれも1つの返事ではありますが、もう少し気の利いた答え方があります。

共感です。

こういうとき「頑張り屋なんだね」と、まず共感しましょう。

相手の気持ちを推し量りながら進める会話のほうが、スムーズに話が流れます。

相手を尊重していることが相手に伝わり、会話全体が柔らかくなるのです。

そのとき「この人なら、私のことをわかってもらえそう」と思ってもらえます。

相手から話をしたくなるのです。

自分のことをわかってもらえる人には、ついもっと話をしたくなります。

誰にでも「私のことを見てほしい。わかってほしい。認めてほしい」という欲求があります。

そのため気持ちの流れで話を進めるほうが、より、深い仲になりやすいのです。

本音を聞き出す上手な質問法(18)
  • 気持ちの流れで会話する。
質問の答えは、1つに限定しないほうがいい。
限定しないことで、答えられる幅が広がる。

本音を聞き出す30の上手な質問法

  1. 上手に質問ができると、どんどん深い仲になれる。
  2. 初めが肝心。
    簡単に答えられる質問から始める。
  3. 柔らかい質問ほど、本音を出しやすくなる。
  4. 一般的な質問より、個人的な質問のほうが仲良くなれる。
  5. 「仲が悪いんですか」より「仲がいいんですか」と、前向きに尋ねる。
  6. できるだけ具体的な質問をする。
  7. 質問することで、熱意を伝えることができる。
  8. 想像できるように、質問する。
  9. 理解してくれないのは、理解できない人より、説明をしている人が悪い。
  10. 質問の深さが、仲の深さ。
  11. お酒の力を借りると、打ち解けやすくなる。
  12. 1人きりの人に話しかけることで、全体の雰囲気を壊さないようにする。
  13. どんなことでも正解だと思う「心の広さ」を、身につける。
  14. 「何か話して」は禁句。
    プレッシャーを与えると、余計に話せなくなる。
  15. 答えてくれたことには、笑顔で喜ぶ。
  16. 相手の名前を聞くことで、感謝を伝えることができる。
  17. プライベートな話は、2人きりのときに聞くのがマナー。
  18. 論理的な流れより、気持ちの流れで会話するほうが、仲良くなりやすい。
  19. 質問の答えは、1つに限定しないほうがいい。
    限定しないことで、答えられる幅が広がる。
  20. データより、体験談から質問するほうが、面白い。
  21. 相手の隠れた努力を見つけ、それをネタに質問していくのがポイント。
  22. 質問するときには、メモ用紙とペンを持つ。
  23. 答えにくい質問をしない。
  24. 「今」「ここ」で「私」が体験したことを、質問すればいい。
  25. 質問することで、知り合うきっかけを生み出す。
  26. 質問が元気を生み、元気が質問を生む。
  27. 自分から直接聞きにくい質問は、友人の力を借りればいい。
  28. 鋭い質問は、雑談の中で自然と発生する。
  29. 「忙しい」「疲れた」「大変」は、禁句。
  30. コミュニケーションは、宝探し。

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