執筆者:水口貴博

場を盛り上げる30の会話術

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返事をあと0.1秒早くするだけで、会話のテンポは変わる。

返事をあと0.1秒早くするだけで、会話のテンポは変わる。 | 場を盛り上げる30の会話術

難しい問題があります。

のりのいい会話を心がけるために、気の利いた返事を心がけようとします。

できるだけ鋭い返事のほうが、相手も喜びますし、会話も盛り上がるだろうと思うからです。

しかし、気の利いた返事を心がけていると、ある問題が起こりやすくなります。

返事が遅くなってしまうのです。

考える時間ができるからです。

返事が遅いと、相手は興味がないのかなと誤解したり、会話のノリが悪くなったりします。

会話ののりをよくしようと思った結果、逆に会話ののりを悪くしてしまうのです。

もちろん返事の内容も大切です。

しかし、返事の内容以上に、返事の早さはさらに大切です。

返事を、あと0.1秒、早くしましょう。

たった0.1秒です。

0.1秒で、変わります。

気の利いた返事を返すより、返事を早くするほうが、はるかにテンポがよくなります。

ただ返事が早いだけで「あなたの話を聞いています」「面白い話ですね」という前向きなニュアンスが相手に伝わります。

相手の話を聞いた瞬間に気の利いた言葉が思い浮かべば、すぐ返事をしましょう。

もし、気の利いた言葉が思い浮かばなければ「へえ」「なるほど」というありきたりな反応でもかまいません。

すぐ返事をすることが、会話を盛り上げるポイントです。

ありきたりな返事すら浮かばないなら、笑うというリアクションでもいいです。

積極的に笑うことも心がけましょう。

笑い声が聞こえるだけで、話が理解され、会話を楽しんでいることが相手に伝わります。

会話の雰囲気が温まり、テンポがよくなるのです。

場を盛り上げる会話術(11)
  • 返事を、あと0.1秒、早く心がける。
リラックスできるとはいえ、椅子の背にもたれたままの会話はよくない。

場を盛り上げる30の会話術

  1. 嫌いな話で盛り上げるより、好きな話で盛り上げる。
    これが気持ちのいい会話の鉄則。
  2. 大きな反応を心がけると、会話のテンポは、どんどんよくなる。
  3. 会話の反応は、言葉より表情に力を入れる。
  4. 「うん。
    そうだね」より「うん。
    うん。
    そうだね」。
  5. 「どうせ誰にでも言っているんでしょ」は禁句。
  6. わからない話が出たとき、相手を褒めるチャンスでもある。
  7. 会話の乗りがいい人は、負けるとわかっている喧嘩を売ってくる。
  8. お互いの共通点は、会話が盛り上がりやすい。
  9. 質問しながら、相手をさらりと褒める方法。
  10. 歓迎するフレーズを言えば、会話の乗りが自然とよくなる。
  11. 返事をあと0.1秒早くするだけで、会話のテンポは変わる。
  12. リラックスできるとはいえ、椅子の背にもたれたままの会話はよくない。
  13. 経験がなくても会話を続けられる、上手な返事の仕方。
  14. 大まかに話すと、会話のテンポがよくなる。
  15. 「感謝」だけの表現から「感謝+褒める」の表現へと変える。
  16. 嫌いなことの話をすると、なぜか大笑いする。
    そんな相手の本当の心理に、気づいていますか。
  17. 会話中、一瞬時計に視線が動くだけで、会話のテンポが悪くなる。
  18. 会話を、会話だけで、終わらせない。
  19. 「少し違う」と思うくらいでは、あえて反論しない。
  20. テーマについて知っていることを聞かれる前に話すと、盛り上がる。
  21. 会話上手な人は、いざというときのために、飴玉を持っている。
  22. 誰かと一緒に飲むお酒は、適量を守りにくい。
  23. 同じ会話は二度とできない意識を持つ。
  24. 自分の話した好物の話が、相手の人生を豊かにする。
  25. 相手を元気にさせる魔法の言葉。
    「その魅力は何?」
  26. 「その気持ちわかる」より「似たような経験がある」のほうがいい。
  27. 気の利いた返事をされると、いくら話をしても、疲れない。
  28. 会話に、正論を持ち込まない。
  29. 意外な発言を聞いても、どん引きした表情を表に出さない。
  30. いずれにせよは、言わないほうがいい。

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