執筆者:水口貴博

早朝の散歩習慣のすすめ

13

植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。

植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。 | 早朝の散歩習慣のすすめ

「へえ、なるほど」という感動は、勉強に夢中になる第一歩です。

平凡なことであろうと、雑学であろうと、そこに「へえ、なるほど」があれば、すっと頭に入り、忘れにくくなります。

この感動は、外で遊んでいると、簡単に体験できます。

どうすればいいのかというと、植物の専門書を1冊買って、野道を散歩するだけでOKです。

今まで手ぶらで野道を歩いているとき、野道に咲いている草花を見て終わりでした。

たとえば「あじさい」を道端で見つけたとします。

「きれいだな」という感動はあっても、そこに「へえ、なるほど」という学びはなかった。

しかし、植物の専門書があれば変わります。

あじさいを見つけたとき、すぐ植物の専門書で調べてみましょう。

専門書というくらいですから、植物の特徴や豆知識などが詳しく書かれていることでしょう。

たとえば、あじさいを例に専門書で調べてみました。

専門書による「あじさい」の解説

土の質によって、花の色が異なる。

酸性の土では、花の色は青になり、アルカリ性の土では赤紫色になる。

咲き始めは白で、次第に色が変化することから「七変化」ともいう。

梅雨の時期にはよく見られる。

気の利いた専門書なら、あじさいの豆知識も含まれていることでしょう。

「へえ、なるほど。そうだったのか。知らなかったなあ。1ついいことを覚えたぞ」

今まで、単に「おや。あじさいだ。きれいだな」と思っていた感動に加え「へえ、なるほど」が加わります。

これがいい。

興味に引かれ、感動するとはこのことです。

家に帰ってから調べてもいいですが、できることなら、その場ですぐ調べたほうがいい。

気になっているときに調べて、詳しくわかるほうが「へえ、なるほど」という感動も大きくなるからです。

早朝の散歩習慣のすすめ(13)
  • 植物の専門書を持って、散歩に出かける。
植物の専門書を持って歩くと、自然と植物への感性が磨かれる。

早朝の散歩習慣のすすめ

  1. 人類は、頭を使うことで、生存競争を勝ち抜いた。
  2. 私たちは今、人類史上、最も「歩かない時代」に直面している。
  3. 頭を使って進化した人類なら、運動不足の困難も、頭を使って乗り越えられるはずだ。
  4. 「歩き」と「乗り物」は、状況に応じて使い分ける。
  5. 大変なのは最初だけ。
    歩くにつれて、楽になる。
  6. 散歩は知らず知らずの間に、意外な部分を活性化させている。
  7. 散歩は、たった100歩から始めると、うまくいく。
  8. 早朝こそ、散歩の恩恵を最も享受しやすいタイミング。
  9. 朝に散歩をすると、大変なことが1回減る。
  10. 歩くときに大切なのは、歩数や歩幅より、背筋。
  11. わずかな寄り道が、疲れを吹き飛ばしてくれる。
  12. 散歩に、運動神経はいらない。
  13. 植物の専門書を持ち歩けば、単なる散歩が勉強へと変わる。
  14. 植物の専門書を持って歩くと、自然と植物への感性が磨かれる。
  15. ウォーキングは、免疫力を高める手軽な方法。
  16. 運動は、しなくても、しすぎてもいけない。
  17. 名医は、靴底を見る。
    靴底だけは嘘をつかない。
  18. 1日10,000歩歩くより、1週間続けるほうが、はるかに大変。
  19. 気分によって、散歩のペースが変わるのではない。
    散歩のペースによって、気分が変わる。
  20. 規則正しいから散歩をするのではない。
    散歩をするから規則正しくなる。
  21. 散歩用シューズは、習慣になる前に買ってもいい。
  22. 散歩を続ける工夫は、難しそうで、簡単。
  23. くよくよ悩む暇があるなら、とにかく歩け。
  24. 目で本を読むより、耳で本を読むほうが、考えが膨らみやすい。
  25. 友人と話ながら歩くと、あっという間に、長距離が歩くことができる。
  26. 近所は、あまりに身近すぎるから、発見を見落としやすい。
  27. リラックスを求めるなら、晴れの日より、むしろ雨の日のほうがいい。
  28. 落ち込んだときこそ、歩く。
    悲しいときがあったときこそ、歩く。
  29. 歩くことで、骨が丈夫になる。
  30. 「いつかやろう」と思っている人は、永遠にすることはない。

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