執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

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犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。

犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

食事をおいしそうに食べていると、飼い主としても嬉しくなります。

犬が喜んで食べている姿につられ、食事の量が多くなり、気づけば太っていた。

そんなパターンになっている飼い主も多いのではないでしょうか。

やはり、犬の体調管理も飼い主の仕事の1つです。

犬の体型が崩れないよう、食事の量を考える必要があります。

食べすぎれば糖尿病になりますし、そのほか肥満による病気を引き起こしやすくなります。

こういうときは、いざダイエットです。

さて、あなたなら、犬のダイエットにどのような方法を思い浮かべますか。

「散歩の距離を増やせと言うのだろう」

たしかに犬のダイエットとして考えられる代表的な方法の1つです。

シンプルな方法ではありますが、散歩の距離を増やすのは時間もかかりますし、飼い主も疲れます。

もっと単純な方法があります。

散歩のタイミングを、ほんの少し変えればいい。

歩く量を変えなくても、歩くタイミングを変えるだけでいい。

「散歩をするタイミングに意味があるのか」

はい、意味があります。

結論から言えば「夕食後1時間後に散歩」です。

これが、犬にとって最も糖分を燃焼しやすく、ダイエット効果が高い散歩のタイミングです。

まず悪いパターンとして「運動をしてから食事」の場合からご説明しましょう。

空腹状態で運動すると、よりカロリーを節約しようとする体質に変わります。

運動後に食事をしてしまうと、省エネモードの体質で多くのカロリー摂取になり、糖分が脂肪として蓄えられやすくなります。

逆に「食べた後に運動」はどうでしょうか。

食後とはいえ「食べた直後」はおすすめできません。

食べた直後は、食事が胃の中に入ったばかりのため、まだ血糖値が上がっていない状態です。

そもそも胃の中に食べたものがたくさん詰まっているので、運動しづらいこともあります。

しかし、食後1時間経てば、胃から腸へと食べたものが移動します。

いい具合に食べた食事の糖分が血液中に含まれ、血糖値が上がっている状態です。

このタイミングで適度な運動をすれば、糖代謝が効率よく行われ、痩せやすくなります。

食前か、食後か。

たったこれだけの違いですが、ダイエットには大きな効果があります。

ついでに、犬の食事のタイミングだけでなく、飼い主も同じタイミングで食事をすれば、なおよしです。

飼い主にとっても、脂肪を燃焼しやすくなるので、カロリー消費が促されるようになります。

「散歩は、食後1時間後」

このルールを心に留めておきましょう。

ほんの小さな工夫ですが、大きな効果が得られるのです。

初めて犬を飼うときの心構え(29)
  • 散歩は、食後1時間後にする。
犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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