執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。

犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。 | 犬を上手にしつける30の方法

犬を飼えば、家庭の中がにぎやかになります。

1人家族が増えたように、会話が増え、成長の喜びを感じる機会が増えることでしょう。

そうしたいい点ばかりを見て、犬を飼おうとする人も多いのではないでしょうか。

犬を飼うのは簡単です。

しかし、飼い続けるのは単純な話ではありません。

「ただ餌をやるだけ」

「散歩をするだけ」

たしかに餌を与えたり、散歩をしたりするのも飼い主の仕事ですが、もう1つ忘れがちなことがあります。

大切な義務も発生します。

「しつけ」です。

特に犬は、人が飼うペットの中でも、吠える声が大きく、噛む力が強く、走るのが速い動物です。

飼い主の立場ではなく「犬に吠えられる立場」になってみましょう。

道を歩いていると、見ず知らずの飼い主の犬が、大声で吠えてきたり飛びかかってこようとしたりすれば、誰でも驚きます。

飼い主が一瞬油断して、リードが手から離れた瞬間、噛みつかれて大けがにつながれば大変なことになります。

噛んだときに悪い菌が、傷口から侵入して、狂犬病になることも考えられます。

考えたくはありませんが、犬が噛みついて人を死なせてしまうケースも耳にします。

また、自分の家の庭に、他人の犬がおしっこやふんをするのをどう思うでしょうか。

庭を犬の排泄はいせつ物で汚されれば、誰でも不快な気持ちになるはずです。

いくら動物の自然の行為とはいえ、いい気持ちはしませんね。

トラブルの原因になるでしょう。

もし、犬が野生の中だけで暮らすなら、こうした自由奔放な生き方でもいいでしょう。

獲物を捕まえるためにあちこちを駆け巡り、大声で吠えたり、好きなところでおしっこや糞をしたりしても問題ありません。

しかし、これからは人のいる人間社会の中で、飼い主と一緒に暮らすことになります。

人のいる部屋の中で住み、人のいる公共の公園、道路、施設などを飼い主と一緒に散歩することになります。

多くの人がいる社会の中でトラブルなく生きていくためには、人に迷惑をかけないための最低限のしつけが必要です。

犬の自由を尊重させつつも、トラブルは避けるようにしつけていきます。

そうした点から考えると、もはや「飼い主の犬へのしつけは義務」と言っていいでしょう。

犬を飼い始めれば「餌だけ与えていればいい」という問題ではありません。

子どもを産めば「教育の義務」が発生するように、犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生します。

人のためでもありますが、犬のためにもなります。

しつけがしっかりされた犬は、人が近づきやすくなり、多くの人からも愛される機会も増えるはずです。

犬を上手にしつける方法(1)
  • トラブルを起こさないための最低限のしつけをする。
マナーの悪い犬は悪くない。
本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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