執筆者:水口貴博

犬を上手にしつける30の方法

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慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。

慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。 | 犬を上手にしつける30の方法

車に乗せられるのを嫌がる犬は多いです。

車には独特の雰囲気があります。

においといい、エンジン音といい、部屋の形態といい、一味違った空間があります。

そういう普段とは違う空間に違和感を覚えて、吠えたり粗相をしたりすることがあります。

しかし、これも慣れです。

独特の雰囲気とはいえ、何度も車に乗った経験があると、次第に慣れていくはずです。

にもかかわらず、いつまで経っても車を嫌がるとき、意外なところに原因があるのかもしれません。

1つチェックしていただきたいことがあります。

車に乗せるときに限って、病院に行くときではありませんか。

車に乗ったときに限って病院に連れて行かれると「車=嫌なこと」と覚えます。

「また病院に連れて行かれて、痛い経験をさせられるのではないか」と思うため、車を嫌がります。

人間でもそうですが、痛い経験というのは、楽しい経験以上によく覚えています。

自分の生命に関わることなので、少ない経験でもはっきり記憶しています。

では、こういうときどうすればいいのでしょうか。

車を乗った先に嫌なことが待っているからいけません。

車を乗った先に楽しいことが待っていればいい。

おすすめは、普段から車に乗せて、楽しいところなどに連れて行ってあげることです。

山・海・公園など少し距離がありますから、散歩がてらにドライブです。

連れて行く途中の車の中でも、餌をあげて、車の中は悪い環境ではないことを経験させます。

「車に乗るときは、楽しいこともある」と覚えてもらいます。

車に乗ると楽しいことが待っているとわかると、犬は車を嫌がらなくなります。

犬を上手にしつける方法(29)
  • 車を嫌がる原因を、取り払う。
場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

犬を上手にしつける30の方法

  1. 犬を飼い始めれば「しつけの義務」が発生する。
  2. マナーの悪い犬は悪くない。
    本当に悪いのは、しつけをしない飼い主。
  3. しつけの合図は、統一する。
  4. 家族間で、犬へのしつけのルールを統一させておく。
  5. 犬を上手にしつけるとき、最低限押さえておきたい3つのポイント。
  6. 「痛み」ではなく「快感」を与えてしつければいい。
  7. 犬のしつけは、真っ正面に立ってすること。
  8. いろいろ音を聞かせて慣れさせることは、犬の落ち着きに直結する。
  9. おとなしい子犬が、生後6カ月を過ぎたくらいから、急に吠え始める理由。
  10. 犬には「少しでも早く、できるだけたくさん食べる」という習性がある。
  11. 飼い主と犬との食事の順番は、主従関係に影響する。
  12. 犬に与える餌の量と回数の目安。
  13. どんな犬とでも、すぐ友人になる方法がある。
  14. 犬を高いところに上げない。
  15. 飼い主の聖域に、犬を踏み込ませない。
  16. いろいろな人に会わせるのも、しつけの1つ。
  17. 散歩は、必ず飼い主が先行して歩く。
  18. おねだりには、むやみに応じないほうがいい。
  19. 犬の体臭は、身分証明と同じ役割を果たす。
  20. 食事中にかまってやると、うなり始める理由。
  21. どんなに年を取っても、散歩は必要。
  22. 不意に喉に詰まらせないように、注意する。
  23. 湿った犬の鼻は、むやみに拭き取らなくていい。
  24. 犬を褒めたり叱ったりするのは、行動直後が一番いい。
  25. 2階建ての家に潜む、見落としやすい危険ポイント。
  26. 犬が飼い主の顔をなめるのは、喜びや甘えのサイン。
  27. 「幼犬」と「成犬」とでは、かじる意味が少し異なる。
  28. 犬が嫌がる部分でさえ、触られるのに慣れさせておく必要がある。
  29. 慣れているはずの車を、なぜか嫌がる犬の本当の原因。
  30. 場所と時間を変えて、環境の変化に対応させる。

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