執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

25

「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」

「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

子どもが話しかけるときに返す言葉は、難しいことではありません。

基本的に、共感の言葉だけでいい。

子どもが親に話しかけるときの理由の大半は「共感してもらいたいから」です。

親に自分の気持ちをわかってもらいたいから、たくさんの話をしたがります。

楽しいときには「楽しいね」。

嬉しいときには「嬉しいね」。

面白いときには「面白いね」。

もちろん楽しかったり嬉しかったりするときだけではありません。

共感の力が発揮されるのは、特に心が病んでいるときです。

子どもが泣いたり悲しんだりしているとき、親としては子どもに気の利いた言葉をかけて、慰めてやりたいと思います。

難しく考える必要はありません。

共感の言葉だけでいい。

つらいときには「つらかったね」。

悲しいときには「悲しいね」。

怖いときには「怖いね」。

大変だったときは「大変だったね」。

怒っているときには「怒っているんだね」。

こうした共感の言葉をかけてあげるようにしましょう。

シンプルな言葉ですが、これほど子どもが喜ぶ言葉はありません。

子どもは、自分のつらさや大変さをわかってもらえると、安心した表情を浮かべます。

誰かと心を共有できたときに、安心できたり嬉しくなったりします。

子どもを厳しく育てようとして、共感の言葉をかけない親がいます。

共感の言葉をかけると子どもが甘え、だらしない子に育つと思っています。

決して甘やかしている言葉ではありません。

きちんと子どもの気持ちを理解して、心を育んでいる言葉です。

共感をしてもらえるからこそ、子どもは元気や勇気を取り戻し、また歩み始めます。

本当は共感したほうが子どもは強くなるのです。

子どもがすくすく育つ言葉(25)
  • 共感する言葉をかけてあげる。
「なぜそんなことをするの」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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