執筆者:水口貴博

社会人としての30の訪問・来客マナー

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初めてのお客さまの地位を、あなたならどう確認しますか。

初めてのお客さまの地位を、あなたならどう確認しますか。 | 社会人としての30の訪問・来客マナー

さて、ちょっと想像しましょう。

あなたが新人で、お客さまにお茶を出すことになりました。

お客さまは、3名です。

お茶出しは、まずお客さまから出しますね。

お客さまの中でも、より地位の高い方から出します。

ここまでは、大丈夫ですよね。

しかし、ちょっと待ってください。

新人のあなたは、そのお客さまとは初対面です。

名刺もまだ頂いていないし、地位もわかりません。

地位の高い人からお茶を出しますが、どう地位を確かめるのでしょうか。

私がいつもしている確認方法を、伝授します。

ポイントは「席次」です。

席次によって、地位を確認できるのです。

お客さまの中にも、上司と部下の関係があります。

当然、部下は上司に上座を譲り、上司は部下より良い席に座ります。

この当たり前の社会マナーを、逆に確認方法に活用するのです。

知らない人の地位を確かめるときに、席次の法則を知っていると困ることはありません。

上座に座っているお客さまから順に、地位が高いと見ていいでしょう。

入り口のドアから遠く、窓際に近い席に座っているお客さまが、おそらく一番地位が高いということになります。

しかし、あくまでも、これは簡易的な確認方法です。

もちろん必ずしもこのとおりではありません。

ある程度、初対面のお客さまの地位を読み取っていくことができる知恵です。

あなたの社会生活においても、ぜひ役立ててください。

社会人としての訪問・来客マナー(14)
  • 席次から、お客さまの地位を予想する。
座布団を踏むのは、お客さまを踏む行為と同じだ。

社会人としての30の訪問・来客マナー

  1. 名刺交換のタブーに要注意。
  2. 文字を相手に向けて、両手で渡そう。
  3. 客先への訪問は、事前にアポイント(予約)をするのがマナー。
  4. 「お茶でいいです」の「で」は余分。
  5. 言い争いになりやすい話題(宗教・政治・野球)は、初対面では避けたほうがいい。
  6. 訪問先で出された飲み物は、飲みきってもいい。
  7. プライベートの感情を、仕事に持ち込まない。
  8. どんなときにも、ペンとノートは持参する。
  9. 約束の時間に早すぎるのも問題。
  10. 訪問の際は、手土産を必ず持参すること。
  11. 手土産選びにも注意しよう。
  12. お茶出しのタイミングは、特に気をつけておきたい。
  13. お茶は、まずお客さまから出すこと。
  14. 初めてのお客さまの地位を、あなたならどう確認しますか。
  15. 座布団を踏むのは、お客さまを踏む行為と同じだ。
  16. 大きな声の挨拶が、逆にタブーとなる場合がある。
  17. お客さまに対しては、階段を使って案内をしてはいけない。
  18. 謝罪の言葉を、削りたくても、削らない。
  19. 来客には、まず自分の上司から紹介をする。
  20. エレベーターでは、案内する人が先に乗り、後から降りる。
  21. ドアの開け閉めには、2種類のマナーがある。
  22. 上座と下座、違いをしっかり把握する。
  23. 車の上座と下座は、同じ席になる。
  24. お客さまとの商談中は、携帯はオフにする。
  25. 用件が済んだ後の長居には気をつける。
  26. 「すみません」という言葉を使って、お礼を言っていませんか。
  27. 「遅刻」と「忘れ物」は、絶対にしてはいけない。
  28. へりくだっても、度が過ぎると逆効果になる。
  29. テーブルの上に、バッグを置かない。
  30. 「清潔感」は、会社のイメージにつながる。

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