執筆者:水口貴博

あがり症を克服する30の方法

20

ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。

ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。 | あがり症を克服する30の方法

上手に人前で話すには、ボイスレコーダーが役立ちます。

ボイスレコーダーといえば、普通に声を録音する機械と思われがちです。

もちろん声の録音が基本ですが、使い方を工夫すれば、人前で話す自信を育てる道具にもなります。

(ステップ1)
ボイスレコーダーの準備

まずボイスレコーダーを準備しましょう。

本格的なボイスレコーダーである必要はなく、携帯電話のアプリ機能にある簡易的なボイスレコーダーで十分です。

(ステップ2)
上手に話ができている声を録音する

次に原稿を見ながら、上手に話をしている自分の声を録音してください。

ここで大事なポイントがあります。

「たどたどしく話をしている声」ではなく「上手に話ができている声」を録音してください。

人目のない状況で原稿を見ながら話せば、アナウンサーのようにすらすら話せるはずです。

(ステップ3)
録音された音声を繰り返し聞く

録音できれば、録音された音声を繰り返し聞くだけでOKです。

最初は、自分の立派な話し方に驚くかもしれませんが、何度も聞いていると聞き慣れてきます。

自分の声だからこそ、感情を揺さぶられながら深く聞いてしまうでしょう。

§

さて、自分の立派な話し方を聞いているうちに、心理に変化が現れてくるはずです。

「悪くない話し方だ」

「上手に話すことができている」

「なかなかうまく話せているではないか」

自分の立派な話し方を聞いていると、話すことへの印象がポジティブに変わっていくはずです。

上手に話せている自分の声を聞くことは「自分はできる」という自信を育てる効果があります。

「自分はうまく話せない」という思い込みが消え「自分はうまく話ができる」という自信がつきます。

何度も耳で声を聞いているうちに、記憶を促す効果もあり、一石二鳥です。

あがり症を克服する方法(20)
  • うまく話ができている自分の声を、何度も聞いて、慣れと自信をつける。
普段から笑わない人が、本番だけ笑うのは難しい。

あがり症を克服する30の方法

  1. あがり症の克服は、誰でも可能。
  2. あがり症の克服には「必ず克服する」という決意が欠かせない。
  3. 精神論だけで、あがり症は克服できない。
  4. あがり症の克服に大切なのは2つ。
    「場数」と「成功体験」。
  5. 成功体験は、素直に喜ぶことが大切。
  6. ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。
  7. 立派に見せようとしない。
    普通で十分と考える。
  8. あがり症を克服できた人の共通点は、小さな成功体験を積み上げていること。
  9. あがり症の克服に、焦りは禁物。
  10. 「緊張してはいけない」と考えてはいけない。
  11. 緊張している自分を責めない。
  12. 「緊張するかもしれない」「あがってしまうかもしれない」と考えてはいけない。
  13. あがるから話せなくなるのは誤解。
    話さないからあがってしまうのだ。
  14. あがり症の人は、体を鍛えよう。
  15. 有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。
  16. あがってしまうのは、まだ本当に集中できていない証拠。
  17. 鏡の前で練習をする。
    鏡に映った自分の目も、人目の1つ。
  18. 授業・集会・会議は、人目に慣れる機会になる。
  19. わざと派手な服装で外出して、人目に慣れておく。
  20. ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。
  21. 普段から笑わない人が、本番だけ笑うのは難しい。
  22. マイクとはいえ、あがり症の人にとっては重要な練習対象。
  23. あがり症の人は、1番手を狙え。
  24. 原稿に頼りすぎると、かえって緊張を促す。
  25. 1回ミスをしよう。
    そうすれば、気持ちが楽になる。
  26. 一瞬で緊張がほぐれる、3つの開き直りの言葉。
  27. 「話し方講座」「スピーチ教室」を頼ってみる。
  28. 「最初で最後」と思えば、なけなしの気力が奮い立つ。
  29. 見られることが快感に変われば、あがり症は、ほぼ克服できたのも同然。
  30. あがり症で過呼吸になったときの対処。

同じカテゴリーの作品

2:49

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION