執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

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長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。

長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。 | 文章がうまくなる30の方法

読者に最後まで集中力を持って読んでほしいなら、短く書きましょう。

短く書かないと、読者は疲れます。

本屋で本を開くと、ページいっぱいに書かれた本があります。

もちろん数多くの情報量が詰め込まれているのでしょう。

しかし、正直なところ、見ただけで「読むのが大変だな」と思います。

プレゼンや企画書でも、たくさん書かれた文章は、読み手を疲れさせてしまいます。

ひどい場合、読んですらくれません。

読む前から、読もうという気が萎えてしまうのです。

私は今、1作品を30項目で構成していますが、以前はそうではありませんでした。

書き始めた初期のころは、1作品につき50項目で構成していました。

書き終えて、友人に読んでもらいたいので、印刷してプレゼントしました。

ところが、全然読んでくれません。

理由を尋ねてみると「時間がない」といいます。

人間、それほど暇ではないのです。

暇ではない人に読んでもらうためには、文章を短くすることが大切です。

短くすることで、より内容を濃くできます。

読者も短い文章なら、短い時間で読むことができ、読んでくれるようになります。

読まれてこそ、文章の価値があります。

読んでもらえなければ、書いた努力も水の泡です。

読みやすい文章にするためには、短く書けばいいだけです。

自然と質が高くなり、読みやすくなります。

1作品50項目から、30項目に減らしたことで、ようやく友人に読んでもらえるようになりました。

文章がうまくなる方法(15)
  • 一文を、短くする。
書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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