執筆者:水口貴博

やりたいことを見つける30の方法

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過去の涙が、やりたいことにつながる。

過去の涙が、やりたいことにつながる。 | やりたいことを見つける30の方法

医者になった人の体験談を読んでいると、過去に大事故に遭った人が多いことに気づきます。

涙を流しながら「自分の人生はもうダメだ」と病床に伏せている中、医者からの素晴らしい治療と励ましにより、回復します。

人を助ける医者と関わっていくうちに「自分もこうなりたい」と憧れを抱くようになり、医療の道を選んだとのことです。

手塚治虫さんの作品『ブラックジャック』の主人公も、過去に大事故に遭い、名医に出会ったことがきっかけで、医者になります。

格闘家にはもともと体の弱かった人が多い。

格闘家の角田信朗さんも、元は体が弱く、昔はいじめられていたといいます。

そうした経験から「いつか見返してやろう」という反発力が生まれ、武道を始めたといいます。

また作家を目指す人は、もともと精神的に弱い人が多い。

心が病んでいて、自分の慰みを本に求めます。

そこには素晴らしい言葉、考え方、知恵が詰まっており、自分の倒れかけた心が元に戻ります。

「そうして自分もこんな作家になりたいな、人に元気を与える仕事をしたいな」と考えるようになります。

かくいう私も、精神的に病んでいた中、本に助けられたからこそ「本を書きたい」と願うようになった1人です。

22歳のころは、就職活動が間近になり、本当にやりたいことがわからなくて病んでいた時期でした。

いえそれどころか、自分は何のために生まれてきたのか、何のために生きているのかさえわかっていない状態でした。

精神的に余裕はなく、病んでいて、いつも気持ちがふさいでいました。

そんなときに出会ったのが、本でした。

多くの作家のさまざまな考えを吸収していくうちに、自分の悩みはちっぽけであることに気づきました。

理解のある言葉の多くに勇気づけられて、元気の出る言葉がたくさん詰まっていたからです。

悩みを大きくさせていたのは、誰でもない自分だったのです。

さまざまな作家の本を読んで元気をたくさんもらっているうちに「私もこんな仕事がしたいな」と思い始めるようになりました。

自分が助けられたから、この作家という仕事に憧れを持つようになったのです。

やりたいことを見つける方法(27)
  • 昔、お世話になった人や出来事を思い出す。
自分が喜ぶことは、誰かが喜ぶ。

やりたいことを見つける30の方法

  1. 意外に多い。
    やりたいことのない人たち。
  2. 本当にやりたいことというのは、死んでもやりたいことである。
  3. 目的はなくても生きていけるが、あったほうが、もっと楽しく生きられる。
  4. やりたいことを見つけるためには、まずトライの数を増やす。
  5. 苦手なことは苦手なままにしよう。
    好きなことだけ、磨けばいいのだ。
  6. やりたいことが見つからないのは、行動していないから。
  7. わくわく、うきうきすることが、やりたいこと。
  8. 好きなことで生きる道に、罪悪感はいらない。
  9. 学校で、自分のやりたいことを探ろう。
  10. やりたいことが見つかり、でも学校の中に道がなければ、中退という道がある。
  11. はやりは、資本家が作った人工的な流れ。
  12. 一生懸命になると、常に成長がある。
  13. 成長に応じて、求めるものが変わってくる。
  14. なんとなくという気持ちには、必ず理由がある。
  15. なんとなくは、神様からのヒント。
  16. 短期的な視野ではなく、長期的な視野で考えよう。
  17. やりたいことをやっていると、寿命が延びる。
  18. 他人と比べていると、自分のやりたいことを見失ってしまう。
  19. 悩んで後悔したときは、軌道修正の機会と考えよう。
  20. 自然と気にしてしまうことは、無意識の表れ。
  21. やりたいことの手がかりは、すでに過去のどこかにある。
  22. すでに生活のどこかで、やりたいことをやっている。
  23. やりたいことは、一番お金をかけていること。
  24. 下手でもいいから、10年続ければ、必ずプロになれる!
  25. 自分が頼りにされることは、才能がある証拠。
  26. やりたいことを見つけるためには、あなたの行動力が勝負になる。
  27. 過去の涙が、やりたいことにつながる。
  28. 自分が喜ぶことは、誰かが喜ぶ。
  29. 抱えている問題は、成長への入り口。
  30. 親のやっていることが、自分のやりたいことにつながる。

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