公開日:2023年12月10日
執筆者:水口貴博

トラブル対応に強くなる30の方法

  • トラブルのない人になるのではない。
    トラブルに強い人になるのだ。
トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルのない人になるのではない。
トラブルに強い人になるのだ。

私たちは、トラブルのない人になりたがろうとします。
誰でもトラブルは嫌なもの。
できることなら避けたいと思います。

「トラブルは起きるもの」という意識を持つ。

「大変だ! トラブル発生だ! どうしよう?」と騒ぐ人がいます。
トラブルに騒ぐ人は「トラブルは起きない」と思っているからです。
それは誤解です。

トラブルが起こったら放置しない。

「トラブルは解決したほうがいいのでしょうか」と人に聞く人がいます。
これほどナンセンスな質問はありません。
トラブルは、解決したほうがいいかどうかの問題ではなく、解決しなければいけないものです。

トラブル対策は、大きく3つしかない。

トラブル対策は、3つしかありません。
「トラブルの想定」「防止策の実施」「発生時の対応」です。
この3つをきちんと考えておくだけで、トラブルに強くなれます。

トラブルを乗り越えるときは、集中力が欠かせない。

トラブルを乗り越えるときに大切なのは「集中力」です。
片手間でトラブルを乗り越えられるなら誰も苦労しません。
「テレビを見ながら」「お菓子を食べながら」「だらだらしながら」といった片手間状態では、集中していないのも同然です。

トラブル対応が大変だと言う人は、勘違いをしている。

トラブルは厄介なものです。
まず大きなストレスがあります。
対応には時間や労力がかかります。

トラブル対応は、常に優先すべきこと。

「今仕事が忙しくて、トラブル対応に割く時間がない」という人がいます。
この言い分に違和感を覚えるかどうかです。
トラブル対応を後回しにするのは良くありません。

なぜトラブルを面倒くさがってはいけないのか。

そもそもトラブル対応は面倒くさいものです。
面倒くさくないトラブルはありません。
大きなトラブルはもちろんですが、小さなトラブルも面倒くさく感じるものです。

トラブル対応は、やる気がなくても取り組む。

トラブルが起こったとき「やる気が出ないので取り組めません」という人がいます。
やる気が出るまで待つ必要はありません。
やる気はなくていいのです。

トラブルは、原因がわかるだけでもありがたいこと。

トラブルには、大きく2つあります。
(1)原因がわかっているトラブル
(2)原因がわからないトラブル

トラブル対応に焦りは禁物。
ただし、緊張感は必要。

トラブル対応のとき、焦りは禁物です。
焦っていると、正常な判断ができません。
系統立てて考えるためにも、良い解決策を見つけるためにも、冷静な思考は必要不可欠です。

トラブルが起こったとき、相談できる人はいるか。

トラブルが起こったとき、相談できる人はいますか。
直属の上司、職場の先輩、産業カウンセラーなどなど。
プライベートであれば、家族、友人、恋人などが挙げられるでしょう。

トラブルの元は、できるだけ排除しておくに越したことはない。

トラブルの元は、一見すると普通です。
今はまだ何も起こっていません。
とても静かで平穏で、表向きは問題ないように思えます。

「自分の尻は自分で拭く」が、正しいとは限らない。

「私のミスで起こったトラブルなので、私がやります」
そう言って、自分が起こしたトラブルを、自分ですべてやろうとする人がいます。
自分が犯した失敗は自分に責任があるので、人に頼らず、自分一人で何とかしようとするのです。

お金を貯めておくことが、トラブル対策にもつながる。

専門家を頼るにも、お金が必要です。
仕事を外注するにも、お金が必要です。
病院で治療を受けるにも、お金が必要です。

「最悪のトラブル」という口癖は、直しておくほうがいい。

「最悪のトラブル」という口癖の人がいます。
ことあるたびに「最悪のトラブル」と口にします。
仕事でミスをしたとき「最悪のトラブルだ」と騒ぎます。

トラブルが起こったのを、運や偶然のせいにしない。

トラブルが起こったとき、運や偶然のせいにする人がいます。
「運が悪くてこうなった」「偶然こうなった」と言うのです。
これは誤解です。

「早くしなければ間に合わない」は、事実であっても、考えないほうがいい。

トラブルのときよくあるのが「早くしなければ間に合わない」と思うことです。
トラブルのとき、たっぷり時間がある状況はなかなかありません。
むしろ時間が限られている状況がほとんどです。

作業現場におけるトラブル対応の3原則とは。

工事や建設などの作業現場では「トラブル対応の3原則」と呼ばれるルールがあります。
「止める・呼ぶ・待つ」です。
それぞれが重要であり、相互に関係し合っています。

トラブルは、手短に対応しようとすると、長引く。
丁寧に対応しようとすると、短くなる。

トラブルが起これば、誰でも早く解決したいと思うもの。
トラブルを長引かせたいと思う人はいません。
とにかく一刻も早くトラブルから解放されたい一心のはずです。

トラブルがたくさんあるのはいい。
同じトラブルが繰り返されるのがいけない。

トラブルがたくさんあるのは良いことです。
それは新しいことにチャレンジしている証拠です。
新しいことにチャレンジすると、あるときトラブルが起こります。

トラブルのストレスを、飲食で解消させない。

トラブルのときは、大きなストレスが襲ってきます。
いらいらしたり、むしゃくしゃしたり、腹が立ったりするものです。
そうしたストレスを飲食で解消させようとする人がいますが、ここは要注意ポイントです。

トラブル対応で忙しくても、息抜きは必要。

トラブル対応は、時間との闘いです。
のんびりしている暇はありません。
トラブル対応は優先度の高い仕事です。

トラブルを美化しない。

「トラブルから学ぶことが多い。トラブルはチャンスになることもある。だからトラブルを起こしても良い」と言う人がいます。
たしかにトラブルから得られることがあります。
知識が身についたり、仕事のスキルが上がったり、経験が増えたりします。

トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。

貸した本を汚された。
駐車中の車にぶつけられた。
大切にしているものを壊された。

大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えるのが正解。

大きな問題やトラブルに見舞われたとき、心配の声を掛けられることがあります。
必死の様子、余裕のない様子が目立つのでしょう。
今にもぱたんと倒れそうな雰囲気が出ているのかもしれません。

老化現象・経年劣化を、トラブルと勘違いしない。

「白髪が増えた。トラブルだ!」と言う人がいます。
白髪はトラブルではありません。
病気でもありません。

大きなトラブルほど、人生の転機になる。

大きなトラブルが起こったら、ガッツポーズで喜んでください。
「これはきっと人生の転機になるに違いない!」と。
トラブルが大きなものであればあるほど、人生の転機になります。

トラブルの芽を摘むことも、トラブル対応の1つ。

トラブルの芽を見つけたとき、どうするかです。
見た目はまだ小さくてかわいく思えるかもしれませんが、油断は禁物です。
トラブルの芽は、遅かれ早かれ、大きくなります。

長期戦のトラブル対応では、頑張りすぎないことが大切。

トラブル対応では、長期戦になることがあります。
短期で解決するのは難しく、数カ月・数年といった歳月を要することがあります。
長期戦で大切なのは「頑張りすぎないこと」です。

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