執筆者:水口貴博

借金癖を直す30の方法

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借金癖と借金依存症は、似て非なるもの。

借金癖と借金依存症は、似て非なるもの。 | 借金癖を直す30の方法

借金癖なのか、借金依存症なのか。

それぞれで対応策は変わります。

どちらも「たびたび借金を行う」という点は共通です。

「お金にだらしない」「金銭感覚がない」「節約意識が乏しい」といった点も似ています。

それぞれ意味が似ているため、混同している人も多いのではないでしょうか。

しかし、借金癖と借金依存症は似て非なるものです。

もちろん共通部分もありますが、基本的に分けて考えるようにしてください。

借金癖と借金依存症は、深刻度も解決策も違います。

それぞれ同じに考えていると、改善がスムーズにいかないどころか、かえって悪化させることもあります。

きちんと区別して、適切な対処に取り組むことが大切です。

借金癖

借金癖は「癖」という名前がついているように、習慣的動作にすぎません。

あくまで体に染みついている偏った動作です。

癖は病気ではないため、本人がやめようと努力すれば、やめることができます。

  • 宣誓書を書く
  • 分割払いをやめる
  • 財布に入れるお金を制限する
  • クレジットカードを持ち歩かない
  • ギャンブル以外の趣味を作る
  • 安易にお金を借りないよう意識をする
  • 必要なものと欲しいものを分けて考える癖をつける
  • ファイナンシャルプランナーに相談する

それぞれをきちんと実行していくことで、借金癖が改善に向かいます。

癖を直すのに時間はかかりますが、心を入れ替えてきちんと努力をすれば、完全に直すことが可能です。

借金依存症

借金依存症とは、借金をしていないと、身体的・精神的な平常を保てなくなる状態のことをいいます。

借金依存症は「精神疾患」です。

精神疾患であるため、専門的な治療が必要になります。

借金依存症を克服したくても、個人の努力では難しい場合があります。

いくら自分で「借金癖を直そう」と努力しても、精神疾患であるため、思うようにいかないことがあります。

対処や方法を誤ると、かえってエスカレートさせてしまう可能性もあります。

日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、自分の力だけではどうにもならない状態です。

もし次の12のチェックポイントを通して、借金依存症の可能性を確認してみてください。

簡易的なチェックですが、自分が借金依存症かどうか確かめる目安になるでしょう。

当てはまる項目が多いなら、借金依存症に陥っている可能性があります。

すでに個人では対処が困難の状態ですから、専門機関を頼るようにしましょう。

§

借金癖と借金依存症を分けて考えてください。

借金依存症で専門機関を受診するのは、体裁や世間体を気にして、恥と感じたりするかもしれません。

だからとはいえ、放置は厳禁です。

借金依存症は、借金癖とは比べものにならないくらい深刻であり、緊急です。

借金依存症を放置していると、周りに迷惑をかけたり多重債務に陥ったりします。

お金だけでなく、人生から希望と可能性を奪い、仕事や家族を失うリスクもあります。

最悪の場合、命に関わる可能性もゼロではありません。

借金依存症の心当たりがあれば、今すぐにでも専門の専門機関の受診をおすすめします。

借金癖を直す方法(27)
  • 借金の原因が、借金癖ではなく借金依存症であれば、個人の対処に頼らず、きちんと専門機関を受診する。
ヤミ金融に手を出したら、終わり。

借金癖を直す30の方法

  1. 借金癖は、待ったなしのトラブル。
    今すぐ具体的な改善に取りかかろう。
  2. 借金癖の改善は、自覚することから始まる。
  3. 借金癖は、一生直らないのか。
  4. 宣誓書を書こう。
    借金癖を直す決意が固まる。
  5. 借金癖の改善は「きっぱり」が重要。
  6. 小さな金額でも、安易にお金を借りない習慣をつける。
  7. 借金癖のある人には「お金が足りないなら、借りればいい」という考え方がある。
  8. 自己管理能力が高いから、掃除をするのではない。
    掃除をするから、自己管理能力が高まる。
  9. 生活費の内訳を考えることが、借金癖の改善につながる。
  10. 必要なものなのか欲しいものなのか、考える癖をつけておこう。
  11. 分割払いは、金銭感覚を狂わせる原因。
  12. お金の管理に自信がないなら、家族に任せるのも1つの方法。
  13. 大きな買い物をするときは、身近な人に相談する習慣をつける。
  14. 付き合いのいい人になるのではない。
    付き合いの悪い人になるのだ。
  15. 見栄を張っているかぎり、浪費癖も借金癖も直らない。
  16. 臨時収入があっても、すぐ財布に入れないこと。
  17. 趣味がギャンブルであるかぎり、借金癖を直すのは困難。
  18. 期待に応えたくても、大金を使ってまで頑張らない。
  19. お金のかからないプレゼントの習慣を持とう。
  20. 朝のうちに、昼食・夕食の支度を済ませておく。
  21. ストレスも、借金癖の原因になる。
  22. 給料日の後だから、お金を使いすぎてしまう。
    給料日の前なら、お金を使いすぎない。
  23. 借金癖のある人は、借金を推奨する言葉を無視していい。
  24. すでに借金があるなら、借金の現状把握が必須。
  25. 大きな借金があるなら、きちんと家族に打ち明けておくほうがいい。
  26. ファイナンシャルプランナーは、借金返済の心強い味方。
  27. 借金癖と借金依存症は、似て非なるもの。
  28. ヤミ金融に手を出したら、終わり。
  29. 借金をすべて返済できた直後が危ない。
  30. 借金癖を直す最後の手段は、債務整理。

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