執筆者:水口貴博

円満に退職する30の方法

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退職するとき、会社に返却するもの。

退職するとき、会社に返却するもの。 | 円満に退職する30の方法

会社から借りているものは、会社の所有物です。

退職するとき、会社から借りているものは、すべて会社に返却しましょう。

健康保険証

会社の社会保険に加入して健康保険証を発行している場合、退職後は使えなくなるため、返却が必要です。

転職の場合は、新しい会社の社会保険に加入して、健康保険証を発行してもらいます。

自営業の場合は、自分で健康保険の手続きを行います。

任意継続被保険者の手続きをするなら、健康保険証番号が必要になるため、コピーをとって返却します。

制服

会社から借りている制服は、クリーニングをしたうえで返却します。

クリーニングでは対処しきれない布の汚れや損傷があれば、上司と相談しましょう。

通勤定期券

会社に通勤するための定期券は、退職日までに精算して、返却しましょう。

社章・社員証・ネームプレート

退職すれば、会社の社員ではなくなるため、返却が必要です。

そのほか、社員であることを証明するものは、すべて返却します。

名刺

名刺も会社の所有物ですから、会社に返却します。

忘れがちなのが、取引先の名刺です。

仕事を通じて手に入れた取引先の名刺は、大事な個人情報です。

面倒なトラブルを避けるためにも、会社に返却するのがマナーです。

自分で処分するように指示されたときは、シュレッダーなど、復元できない手段で処分しましょう。

業務で作成したもの

業務で作成した資料・書類・データ・プログラムなどは、たとえ自分が作成したものでも、返却対象です。

業務で作成したものは、原則として、会社の資産です。

その他

入館カード、会社貸与のパソコンや携帯電話、会社の備品など、会社から借りているものはすべて返却します。

「会社のお金で買ったものは、すべて会社の所有物」と考えれば、区別しやすくなります。

会社のお金で買ったなら、たとえボールペン1本でも返却が必要です。

返却の判断に迷うものがあれば、上司に相談しましょう。

円満に退職する方法(22)
  • 退職するとき、会社に借りているものは、すべて会社に返却する。
退職するとき、会社から受け取るもの。

円満に退職する30の方法

  1. なぜ円満な退職を目指すのか。
  2. 退職を切り出す前に確認したいのは、退職する意志の強さ。
  3. 円満退職に必要なことは2つ。
    言い方と段取り。
  4. 退職するなら、お金の試算が重要。
  5. 無職の状態では、審査が必要な契約を結ぶのは難しい。
  6. 一般的な退職に適したタイミング。
  7. 退職は、時期やタイミングを見計らうのがマナー。
  8. 退職の相談は、いつまでにすればいいのか。
  9. 退職を切り出すのは、まず誰にすべきか。
  10. 退職について話し合う、適切なタイミング。
  11. 退職を断言した言い方は、マナー違反。
  12. 退職理由を濁したまま「辞めたい」と主張するだけでは、上司の了承を得るのは難しい。
  13. 強く引き止められたとき、どう対処するか。
  14. 退職日の一方的な言い方は、反感を買う。
  15. 退職願を提出する注意点。
  16. ボーナスをもらってから退職したければ、時期が重要。
  17. 退職が決まったとたん、急に仕事の対応が悪くなっていませんか。
  18. 退職が決まれば、引き継ぎ。
  19. 早く引き継ぐことより、確実に引き継ぐことが大切。
  20. 引き継ぎ資料も作っておくと安心。
  21. 退職を周りに告げる時期や方法は、どう判断するか。
  22. 退職するとき、会社に返却するもの。
  23. 退職するとき、会社から受け取るもの。
  24. 退職願が必要ない退職もある。
  25. 業務で知り得た機密情報は、退職後も口外は厳禁。
  26. 念のため、連絡先も伝えておく。
  27. 退職が決まれば、できるだけ新しい仕事は引き受けない。
  28. 転職先を聞かれたときの答え方。
  29. 退職にまつわるトラブルは、1人で抱え込まず、労働基準監督署に相談。
  30. 退職日には、お世話になった方々に挨拶回り。

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