執筆者:水口貴博

立食パーティーの30のマナー

29

余裕を作るつもりが、逆になくしてしまった、私の作戦失敗例。

余裕を作るつもりが、逆になくしてしまった、私の作戦失敗例。 | 立食パーティーの30のマナー

とある交流会でたくさんの人と交流しようと思い、ある作戦を思いつきました。

最初に食事を済ませ、食事を完全に終えてから、交流をしようと思ったのです。

皿・カトラリー・グラスなどを持つ手間から解放され、人との交流に専念できるだろうと思ったのです。

理論上は、うまくいくはずでした。

しかし、結果は大失敗でした。

最初に食事を終えてしまうと、おなかがいっぱいになり、動きにくくなりました。

しかも不思議なことに、なぜかおなかがいっぱいになると眠くなる。

立っているのがやっとで、猛烈に座りたくなるのです。

そもそも椅子は、疲れている人や年配者へ優先するものです。

おなかがいっぱいで眠いので、椅子に座るのもかっこ悪い。

満腹のせいで頭がぼうっとして、交流の余裕ができるどころか、なくなってしまった。

とんだ、大失敗でした。

情けない話です。

その後この失敗経験から、食事は周りの雰囲気に合わせ、ゆっくり進めるようになりました。

たとえおなかがすいていたとしても、最初から料理を勢いよく食べると、私のように失敗します。

オードブルからゆっくり始め、周りの雰囲気とペースを合わせるくらいが一番です。

知らない人と一緒に食事をしながらのため、交流もしやすくなり、話も弾みやすくなるのです。

立食パーティーのマナー(29)
  • おなかがすいていても、最初から勢いよく食べすぎないようにする。
早めに帰る際は、大げさに挨拶しないこと。

立食パーティーの30のマナー

  1. 簡単そうで、奥が深い立食パーティーのマナー。
  2. 重い荷物は、クロークに預ける。
  3. 会場に入るやいなや、いきなり食事に向かわない。
  4. 主催者に小さな手土産を持っていくと、喜ばれる上、印象がよくなる。
  5. 飲み食いしながら、会場を歩くのはマナー違反。
  6. 立食パーティーの成功の鍵を握るのは、服装より靴。
  7. 立食パーティーでは、いきなり知らない人に話しかけても、好意的に捉えてもらいやすい。
  8. 最低でも1人は、知らない人に話しかけたい。
  9. 難しく考えすぎない。
    まず隣人に話しかけよう。
  10. 立食パーティーで面識がない人とは「主催者との関係」という切り口から会話を始めればいい。
  11. 話が合わない人と、無理に話し続ける必要はない。
  12. 早めに到着すれば、主催者との会話の余裕が生まれる。
  13. 人との交流が苦手なら、まずアルコールを少し口に含める。
  14. きちんと人との交流ができているなら、食事を食べなくてもいい。
  15. 立食パーティーでは、遅刻しても叱られない?
  16. 主催者から全体に向けた話の最中は、皿もグラスもテーブルに置くこと。
  17. 椅子を使うときに気をつけたい3つのマナー。
  18. 自分のグラスを見失わないためのさりげない工夫。
  19. 食事で元を取ろうとする考え方は、卒業する。
  20. 立食パーティーの立ち位置で気をつけたい3つの場所。
  21. 「なるほど。
    これは持ちやすい!」持ちやすさを重視した皿の盛り方。
  22. これは使える!グラスの持ち方で、印象がうんとアップ。
  23. したたり落ちる水滴。
    冷たい飲み物が入ったグラスの対処法とは。
  24. 仲を深めようと、最初からプライベートな話題に首を突っ込まない。
  25. 片手で、皿とグラスを上手に持つ方法。
  26. 誰の邪魔もしていないからとはいえ、壁際でじっとしているのはマナー違反。
  27. 面白くないから、じっとしているのではない。
    じっとしているから、面白くないのだ。
  28. 「料理」と「雰囲気」は、交流会に参加するすべての人に共通する話題。
  29. 余裕を作るつもりが、逆になくしてしまった、私の作戦失敗例。
  30. 早めに帰る際は、大げさに挨拶しないこと。

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