執筆者:水口貴博

給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

10

給仕やソムリエの質は、料理以上に引かれる魅力になる。

給仕やソムリエの質は、料理以上に引かれる魅力になる。 | 給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

私の家の近くに、とあるイタリアレストランがあります。

その前を通りかかると、楽しそうに話をするお客をいつも見かけます。

フォーマルなレストランと言えば、落ち着いていて堅苦しい印象があります。

そのイタリアレストランに限っては、いつも楽しそうに話をする客層が目立っていました。

自宅の近くですから、頻繁にレストランの目の前を通ります。

いつも、お客さんの楽しそうな笑顔が気になって仕方ありません。

なぜだろうと思い、入店してみました。

すると、給仕やソムリエたちの会話が上手なのです。

オーダーの際、食事を味わうアドバイスを教えてくれたり、友人との会話を盛り上がるような話をしてくれたりします。

フォーマルなレストランといえば、給仕やソムリエが落ち着いているイメージがあります。

しかし、そのレストランでは、給仕やソムリエが場の雰囲気を和ませてくれるような笑顔を見せてくれるのです。

アドバイスをしてオーダーの手助けもしてくれます。

ちなみにそのレストランでは、食後、テーブルから退席をする際、わざわざ店の外まで出て見送ってくれます。

細やかなサービス精神に驚きました。

「そこまでしてくれるのか」と感動したものです。

レストランが人気だったのは、そこにいる人だったのです。

それ以来、頻繁にそのレストランへ行くようになりました。

「おいしい料理が食べたいな」という気持ちもありますが「またあの笑顔が見たいな」と思いレストランへ向かうようになりました。

料理に出会いに行くというより、人に会いに行くという感じです。

そのレストランは、いつも大勢のお客でにぎわっています。

おそらく私と同じではないでしょうか。

料理より人に会うためにレストランへ向かっている。

料理や雰囲気は大切です。

しかし、それ以上に大切なのは「人」であると感じたのです。

給仕やソムリエたちの笑顔は、どんな料理もかないません。

それが一番の満足感をもたらすものです。

給仕や料理人に喜ばれるテーブルマナー(10)
  • いい笑顔をする給仕やソムリエのいるレストランを、探す。
髪の毛を触りながら食事をする人の、本当の問題点。

給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

  1. レストランの当日予約は、できるだけ控えること。
  2. 刺そうにも刺せず、すくうにもすくえない。
    グリーンピースの上手な食べ方。
  3. 読み終わったコースのメニュー表は、広げたままテーブルに置かない。
  4. 食事の場で、化粧直しをしてはいけない。
  5. フォーマルなレストランに、塩やコショウが置いていない理由。
  6. フォーマルなレストランで目撃した、とある光景。
  7. やむなく先に食べなければいけない状況で、しなければいけないこと。
  8. 客層は、レストランの本質を映し出す鏡だ。
  9. どんなにおいしいワインも、適量を超えると、味がわからなくなる。
  10. 給仕やソムリエの質は、料理以上に引かれる魅力になる。
  11. 髪の毛を触りながら食事をする人の、本当の問題点。
  12. パスタは本来、フォークのみで食べるもの。
  13. サラダの上手な食べ方。
  14. テーブルマナーの達人は、時計を外してから食事をする。
  15. 困ったときは、自分で判断したり行動したりしない。
  16. 緊張するところではない。
    ただ慣れていないだけ。
  17. レストランは、品性を磨くための学校だ。
  18. メニューを見て、3分以上迷わない。
    一瞬の判断は、運命の出会いと同じだ。
  19. フォーマルなレストランで、1人で食事ができるなら、何でもできるはずだ。
  20. 失敗は、表情で決まる。
  21. テーブルマナーは、手品と同じだ。
  22. 一皿ずつ出てくるコース料理に込められた、3つの深い意味。
  23. 美しいマナーによって、相手を魅了させる。
    口説きと同じだ。
  24. ワインは、グラスの持ち方を変えるだけで、味が変わる。
  25. ソムリエは「おすすめはありますか」という一言で、やる気を出し始める。
  26. おごってくれようとする人に対して頑固に断り続けるのは、逆に失礼だ。
  27. レストランのフルコースで、中座するときのベストタイミング。
  28. ワインの予算を、声に出さずに伝える方法。
  29. テーブルマナーを身につけるのは、ブランド品を身につけるのと同じ。
  30. テーブルマナーとは、命を捧げてくれる動植物に対する、最低限のマナー。

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