執筆者:水口貴博

喧嘩と仲直りの30の名言

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正論を主張すると、かえって仲直りを妨げる。

正論を主張すると、かえって仲直りを妨げる。 | 喧嘩と仲直りの30の名言

明らかに相手が間違っているなら、正しい主張をしたくなります。

いわゆる、正論です。

「あなたはここが悪い。こうすればいいよ」

「あなたのほうが間違っている。正しいのはこうだよ」

「あなたの考え方はおかしい。普通はこう考えるでしょう」

明らかに相手が悪いなら、正しい意見や考え方を言い聞かせ、相手に理解させようと思うでしょう。

正論を言えば、相手は自分の間違いに気づき、スムーズに仲直りできると思います。

しかし、これは逆効果です。

むしろ正論を主張すると、かえって仲直りを妨げるでしょう。

「正論を主張して何が悪い」と思うかもしれませんが、スムーズに仲直りをしたいなら適切とは言えません。

正論を言われた相手の気持ちを考えてみましょう。

反論の余地がない意見をずけずけ主張すると、徹底的に相手をたたきのめす状態になります。

正論で相手を言い負かせば、相手はプライドを傷つけられ、時には怒りを覚えるでしょう。

見下すように偉そうな態度で言われると、発言内容が正しくても反感が出て、素直に認めたくない気持ちになります。

仮に話し合いに決着がついたとしても、後味の悪い余韻が残ります。

話し合いが決着しても、仲直りはできていない状態になる。

正論を主張すると、かえって仲直りを妨げるのです。

そのため「自分のほうが正しい」と思っても、露骨に出さないほうがいい。

「正しい・間違っている」にこだわるのは、ビジネスでは必要であっても、仲直りでは注意が必要です。

正論を主張したくても、避けておくのが賢明です。

強く正論を主張するのではなく、オブラートに包んだ言い方のほうがいいでしょう。

「間違っているかもしれないけど、私はこう思った」

「私が誤解しているかもしれないけど、こう考えている」

「少し唐突だけど、こう考えてみるのはどうかな」

オブラートに包んだ言い方なら、言葉が柔らかくなるので、相手も素直に聞きやすくなるでしょう。

話が丸く収まり、仲直りもスムーズになります。

喧嘩と仲直りの名言(17)
  • ずけずけ正論を主張するのではなく、オブラートに包んだ言い方を心がける。
焦って謝ると、謝罪の気持ちが伝わりにくくなる。
余裕を持って謝ると、謝罪の気持ちがよく伝わる。

喧嘩と仲直りの30の名言

  1. どんな喧嘩も、仲直りができるようになっている。
  2. 「仲直りをしよう」と思うあなたが、素晴らしい。
  3. 喧嘩になったから、大きな声を出すのではない。
    大きな声を出すから、喧嘩になる。
  4. 暴言には、丁寧な言葉で言い返すのが大人の対応。
  5. 喧嘩の終わりを明確にする便利な一言。
    「はい。
    ここでおしまい」。
  6. 口喧嘩より、無言の我慢のほうが怖い。
  7. 一番いいのは、喧嘩中に謝ってしまうこと。
  8. 相手と向き合う前に、喧嘩の原因と向き合う。
  9. 仲直りのチャンスは、自然とやってくるものではなく、自分から作り出していくもの。
  10. 時間は、仲直りの特効薬。
    ただし、時間に頼りすぎてはいけない。
  11. 喧嘩の後だから、冷たく接するのではない。
    喧嘩の後だからこそ、いつもより優しく接する。
  12. 仲直りはできなくても、相手の怒りが少しでも収まったなら、謝った意味がある。
  13. 「仲直りはできない」と思っているうちは、仲直りができない。
    「仲直りはできる」と思うから、仲直りができる。
  14. 「仲直りは難しい」と思っているから、難しくなる。
    「仲直りは簡単」と思えば、簡単になる。
  15. 変なプライドがあると、仲直りができない。
  16. あなたの大事なプライドは、天から見れば、点にすぎない。
  17. 正論を主張すると、かえって仲直りを妨げる。
  18. 焦って謝ると、謝罪の気持ちが伝わりにくくなる。
    余裕を持って謝ると、謝罪の気持ちがよく伝わる。
  19. どちらが悪いかにこだわりすぎない。
  20. たいていの喧嘩は、お互いに原因がある。
    自分にも非があることを見つけることが、仲直りの近道。
  21. 「仲直り」を「進化」と言い換えよう。
    抵抗感が半減して、勇気が倍増する。
  22. 損得や勝ち負けを意識しているうちは、まだ自己保身にこだわっている証拠。
  23. 過去の話を掘り返しても、仲直りを妨げるだけ。
  24. 相手のミスを許そう。
    自分のミスも許そう。
    ミスをするのは、人間である証拠。
  25. 仲直りとは、精神を磨く修行。
  26. 自分の非を認めるのとふてくされるのは違う。
  27. 仲直りとは、自分の幸福を高めることでもある。
  28. 心の器が大きいのは、頑固になって謝れない人より、素直に謝れる人。
  29. 人は、反省したとき、大人になる。
  30. 本気になれば、仲直りは今日中にできる。

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