執筆者:水口貴博

有意義な浪人生活を送る30の方法

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単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。

単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。 | 有意義な浪人生活を送る30の方法

受験では「涙」のシーンが数多く登場します。

試験の結果が悪かったとき。

念願の大学に合格したとき。

思ったより試験の結果がよくて嬉しかったとき。

情けない単純ミスで自分がいやになってしまったとき。

「嬉し涙」なら、さぞ気持ちいいことでしょう。

一生懸命になったからこそ、出てくる涙です。

しかし、厄介なのは「悔し涙」です。

私も、悔し涙を流したといえば、今でも忘れないあのときです。

それは、高校2年の試験のときでした。

得意な数学で確実に解ける問題が出て、調子を出してしまいました。

試験が終わって高得点を期待していましたが、実際の結果は、とても悪かったです。

原因は、単純なミスでした。

掛け算を間違えていました。

たしか、6×7が42となるところを、なぜか48としてしまいました。

当然、後に続く計算もすべてがおかしくなり、目も当てられない結果になってしまいました。

難しい問題が出て、間違えるならまだわかります。

しかし、回答ができて当たり前の問題で単純なミスをしてしまい、自分が嫌になってしまったことがあります。

大学を受験するような年齢になり、小学生レベルの問題でつまずくのはかっこ悪い。

「なんでこんな基本的なところで間違えるかなあ」

自分が情けなくなり、悔しくて泣いてしまったことがあります。

掛け算を間違えて、悔し涙を流したのは、高校生でも私くらいでしょう。

模擬試験が終わった後、悔しくて泣きながら部室へ向かいました。

もう10年も以上も前の話ですが、今でもはっきり覚えています。

そのくらい悔しかったです。

そうした経験をしたことはありませんか。

間違えるのは難しい問題とは限りません。

簡単な問題こそ、油断をして、間違えてしまいます。

基本こそ手を抜かないという話は、先生たちがよく口にする言葉です。

聞いているだけでは「当たり前だ」くらいにしか思わず、本当に納得していなかった。

しかし、実際に自分が経験して、よくわかりました。

本当に納得できるのは、自分が実際に基本でミスをしたときです。

小学生レベルの基本問題で間違えて、悔し涙を流した経験後、考えを一新しました。

「基本問題こそ手を抜かない」という意味がよくわかりました。

油断をして間違えたときは気持ちを引き締め、今後同じような失敗がないように変えるしかありません。

単純ミスをしたときは「手を抜かないこと」の重要性を感じる機会と考えることです。

終わったことは仕方ありませんから、次から同じようなことがないように気持ちを引き締めるのです。

有意義な浪人生活を送る方法(23)
  • 基本問題で手を抜かない重要性を、あらためて確認する。
泣くだけ泣けば、すっきりする。
一番よくないのは我慢をし続けること。

有意義な浪人生活を送る30の方法

  1. 浪人生活ほど、つらい時期はない。
  2. 悲しみに暮れるだけでは合格しない。
    肝心なのは、すぐ勉強を始めること。
  3. 自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。
  4. 浪人スタイルを考えるヒントは、得意なスポーツに隠されている。
  5. 都会に引っ越してまで、予備校が必要とは限らない。
  6. 浪人生活がうまくいくかどうかは「モチベーションの維持」が鍵を握る。
  7. 浪人をすれば、得意な科目を伸ばしやすい。
  8. 焦りや不安は、無理にごまかさない。
    ごまかそうとするほうが、余計に悪化する。
  9. 浪人生は、夜から逃げろ。
  10. 太陽の光には、神なる力が存在する。
  11. 依存から卒業し、孤独に耐えられる人間になる。
  12. 頂上への道は、1つとは限らない。
  13. ゲームをするなら、アクション系やシューティング系がいい。
  14. うっかりRPGに夢中になれば、集中して終わらせ、二度とやらないと誓う。
  15. 羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。
  16. 意志が強ければ、必ず道は開ける。
  17. 大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。
  18. 悪条件を言い訳にしているなら、その程度の弱い意志にすぎない。
  19. 浪人をすれば成長するかどうかは、本人しだい。
  20. 浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。
  21. 浪人生には「適当な人生を送らない」という覚悟がある。
  22. 1日全体のリズムを決めるのは、寝起きの瞬間だ。
  23. 単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。
  24. 泣くだけ泣けば、すっきりする。
    一番よくないのは我慢をし続けること。
  25. 受験とはまったく関係のない時間があるから、勉強がスムーズに進む。
  26. 現役中に見つけられなかった夢を、浪人中に見つけてしまった私の行動。
  27. 浪人生の苦しみは、浪人生にしかわからない。
  28. 勉強と息抜きの区切りがあやふやになると、ストレス管理もあやふやになる。
  29. 力強い言葉を壁に貼り、モチベーションを維持させる。
  30. 地味でみすぼらしい段階を受け入れる。
    アゲハチョウになるために。

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