執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。

基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。 | 受験テクニックを磨く30の方法

受験で失敗する人は、基本問題を軽視します。

基本的な問題であり、復習するほどでもないと思います。

「間違えるはずがない」と思うからです。

基本問題は、学力の基礎であり、土台です。

まさにピラミッドの底辺に当たります。

基本的な問題だから、解けないわけがないと思い、復習の時間を抜かしてしまいます。

しかし「できるようになればそれでいい」と思うのは、注意したい考え方です。

受験生が失敗する典型例です。

基本問題でミスをすれば、その先の問題も、すべて間違えることになります。

数学の問題を解くときに、はじめの問題で間違えれば、その後の計算もすべて間違うことになります。

英語の問題でも、基本的な単語を勘違いして覚えていると、長文全体の意味や理解をすべて誤解してしまいます。

もう1つ大切な役割があります。

「学力を底上げする効果をもたらす」ということです。

基本問題が速く正確にできるようになると、科目全体に好影響を及ぼします。

たとえば、数学では四則演算が基本です。

「そんなところで間違えるはずがない」と思います。

もちろん間違えないのは当然ですが、心がけてほしいのは「スピード」と「正確さ」です。

一つ一つの計算スピードが少し速くなるだけでも、数学全体の計算スピードは劇的に向上します。

英語でも同じです。

基本的な英単語に慣れているほど、英文の理解が早く正確になり、読むスピードも速くなります。

読むスピードが速くなるというのは重要です。

1つの単語の認識力が早くなれば、長文を読むスピードも速くなり、時間的に余裕ができます。

時間に余裕ができれば復習する時間が増え、点数を底上げする力になります。

これは歴史でも国語でも同じです。

基礎をしっかり固めると、学力を底上げする効果があります。

基本問題ほど、手を抜かないようにしましょう。

ほかの受験生と差をつけるのは「基本問題の処理能力」です。

わずかな差が積み重なって、大きな差へと変わるのです。

受験テクニックを磨く方法(19)
  • 基本を、速く正確に解けるようになる。
すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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