執筆者:水口貴博

大人の気遣いができる人になる30の方法

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「3分だけよろしいでしょうか」と話しかけて、長話になるのはマナー違反。

「3分だけよろしいでしょうか」と話しかけて、長話になるのはマナー違反。 | 大人の気遣いができる人になる30の方法

職場で人に話しかけるとき、まず相手に許可を求めます。

「3分だけよろしいでしょうか」

「5分だけよろしいでしょうか」

「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」

いきなり自分の用件を話し始めるのはマナーがよくないので、まず相手に許可を求める形で話しかけます。

相手からOKの返事が返ってくれば、自分の用件を話し始めます。

ビジネスではよく見かけるシーンの1つですね。

すでにあなたも基本マナーとして心がけていることでしょう。

ビジネスに限らず、プライベートでも頻繁に使うセリフですね。

ところが、こうしたフレーズを使う際、ちょっとしたルール違反をする人がいます。

「3分だけよろしいでしょうか」と言ったにもかかわらず、5分以上話し続ける。

「5分だけよろしいでしょうか」と言ったにもかかわらず、10分以上話し続ける。

「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と言ったにもかかわらず、延々と話し続ける。

これはNGです。

「3分だけ」と言ってそれ以上話し続けるのは、嘘をついたことになります。

自分に悪気はなくても、嘘をついているのは事実です。

「いったん話が始まれば、少しくらい長話になってもいいだろう」と思うのはよくありません。

相手は心の中で「なかなか話が終わらないなあ」「だらだら長話になっている」とむっとしている可能性があります。

「あの人の『3分』は信用できない」となりかねません。

ボディーブローのように、じりじり信用を下げることになる。

知らず知らずのうちに仕事や人間関係に悪影響をもたらすことがあるのです。

ビジネスでは言行一致を心がけることが大切

きちんと言葉どおりに実行できているか、自分の発言を振り返ってみましょう。

いつの間にかルール違反を犯しているなら、あらためて言行一致を心がけましょう。

「3分だけ」「5分だけ」「少しだけ」と言ったなら、その言葉を厳守することです。

小さなことかもしれませんが、信用に関わることなので油断はできません。

相手と話をするのは、相手に時間を割いてもらうことになるのですから、小さな発言であっても注意を払うことが大切です。

相手は「3分」「5分」「少し」という前提で許可を出しました。

とりわけ上司にこのルール違反をしてしまうと、ひんしゅくを買う可能性があるため注意が必要です。

「3分だけよろしいでしょうか」と言えば、3分以内で話をまとめましょう。

「5分だけよろしいでしょうか」と言えば、5分以内で話をまとめましょう。

「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と言えば、長話にならないよう注意しましょう。

話している最中で話が長くなりそうなら「3分を越えてしまいそうですが大丈夫でしょうか」と一言言えばいいことです。

こうしたところで信用に影響します。

ビジネスでは言行一致を心がけることが大切です。

大人の気遣いができる人になる方法(11)
  • 「3分だけよろしいでしょうか」と言ったなら、3分以内で話をまとめる。
違和感に気づけることがセンス。
素晴らしい感性がある証拠。

大人の気遣いができる人になる30の方法

  1. 「今話しかけても大丈夫かな」と考えることが、大人の気遣い。
  2. 相手の荷物になるプレゼントは、もはやダンベルと同じ。
    プレゼントが上手な人は、相手の荷物にならないか考える。
  3. フォローが下手な人は、話が否定で終了する。
    フォローが上手な人は、否定の後に代替案を提示する。
  4. 人が何かを楽しんでいるとき、わざわざ否定することを言わない。
  5. 傘の巻き方に、その人の品性が現れる。
  6. 町なかで有名人を見かけても、安易に声をかけない。
    プライベートを尊重して、声をかけないのが粋なマナー。
  7. ため息をつく人を悪く言ってはいけない。
    優しくいたわる人になろう。
  8. 痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はない。
  9. 大人の場所には、子どもを連れていないのがマナー。
  10. だるいからといって、ごみをごみ箱に投げてはいけない。
  11. 「3分だけよろしいでしょうか」と話しかけて、長話になるのはマナー違反。
  12. 違和感に気づけることがセンス。
    素晴らしい感性がある証拠。
  13. 窓の外をぼんやり眺めている人にも「話しかけて大丈夫かな」という気遣いは必要。
  14. 頑張っている人に「頑張れ」と声をかけてはいけない。
  15. 直接相手に協力できなくても、話を聞くくらいならできるはずだ。
  16. ハイヒールを履いてみると、女性の気持ちが理解できる。
    もっと女性に優しくなれる。
  17. ネガティブな話題で雰囲気が暗くなったときは「話題を変えましょう」の一言が役立つ。
  18. 当事者意識のない人は、理解のない言葉を発する。
    当事者意識のある人は、理解のある言葉を発する。
  19. 配慮の一言があれば、相手の話を遮っても失礼にならない。
    「話の腰を折るようですみません」と言えばいいだけ。
  20. 同じところで何枚も写真を撮らない。
    限度を超えると、品位を損なう。
  21. 「言わなくてもわかる」と考える人ほど、ぼける。
    言わなくてもわかることであってもきちんと口に出して伝える人は、ぼけない。
  22. 写真を撮ってもらったら「お撮りしましょうか」と声をかけるのがマナー。
  23. 「お撮りしましょうか」という気遣いを断るとき、大切にしたいマナー。
  24. 結論から話す癖をつけるだけで、伝え方のスキルが劇的に向上する。
  25. 何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていないか。
  26. 久々に友人と会ったとき「太った?」と言ってはいけない。
  27. うっかり相手の話の腰を折ってしまったら、すぐ元の話題に戻す。
  28. 話が長くなりそうなときは、配慮の一言を添える。
    「話が長くなってもいいですか」
  29. サインに自分の名前を添えてもらいたいときのマナーとは。
  30. 「それ何の役に立つの?」という質問はデリケート。

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