執筆者:水口貴博

おいしく楽しく外食をする30の方法

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期待外れのお店であっても、悪口は言わない。

期待外れのお店であっても、悪口は言わない。 | おいしく楽しく外食をする30の方法

おしゃれな外観のお店があると、期待ができます。

「わあ、おしゃれなお店だな!」

第一印象がいいと期待できます。

外観がおしゃれできれいだと、店内もセンスがよくて、おいしい料理が出てきそうだとわくわくできるでしょう。

ところが実際に入ってみると、期待外れということがあります。

「店内の雰囲気はいまいちだった」

「外観はよかったのに、肝心の料理がダメだった」

「料理は普通においしかったが、店員の態度が悪かった」

期待値が大きければ大きいほど、がっかり感も大きくなります。

あまりに期待外れであれば、がっかりを通り越して怒りを感じることもあるでしょう。

さて、ここが大切な瞬間です。

このとき、お店の悪口を言わないことです。

期待外れのお店でも、悪口は禁句

思うまではいいですが、口に出して言うのはよくありません。

たとえ聞こえていないとしても「悪口を言った」という事実が残ります。

悪口を言うと、今度はあなたが悪いお客さんになってしまい、自分の品格を下げることになります。

悪口は誰が聞いているかわかりません。

お店の人に聞こえてしまうと、むっとされるはずです。

周りにいるお客さんに聞こえてしまうと、不快な気持ちにさせてしまいます。

一緒に食事をしている人がいれば、気分を悪くさせてしまうでしょう。

せっかくの食事の雰囲気が台無しです。

悪口を言うと、食事の後味が悪くなるだけでいいことはありません。

悪口を言うと、本人の品格が下がり、イメージも悪くなります。

周りの人は「いつか自分も悪口を言われるかもしれない」と不安になって警戒するでしょう。

お店の悪口を言うと、悪印象が自分に跳ね返ってきます。

何か一言言うなら「イメージと違っていた」でいい

期待外れで不満が大きいと、何か一言言いたいときもあるでしょう。

あるいは周りから感想を求められることがあるはずです。

期待外れで不満を言いたいとき、おすすめのセリフがあります。

「イメージと違っていた」です。

自分のイメージと実際の様子が違っていたことを伝えるだけですから、悪口にはなりません。

オブラートに包むのが上品です。

どんなに悪口を言いたくても「イメージと違っていた」くらいにしておくのが賢明です。

お店側に問題があるなら、きちんと伝えるのも悪くない

お店側に明らかな問題がある場合もあるでしょう。

「さすがにこれはおかしい」と思うことなら、きちんと伝えるのも悪くありません。

お店によっては、レジやテーブルのところにアンケート用紙が用意されていることがあります。

改善要望として書いて伝えるといいでしょう。

もしアンケート用紙が用意されていなければ、お店の方に口頭で伝えるのも方法です。

言葉がきつくならないよう、言葉遣いには十分注意しましょう。

感情的ではなく理性的に伝えるよう心がけます。

「○○してください」という命令口調ではなく「○○に問題があるようです」と気づきを与える言い方のほうがいいでしょう。

言葉を選んだうえで丁寧に伝えるのがマナーです。

おいしく楽しく外食をする方法(26)
  • 期待外れのお店でも、悪口は言わない。
  • 強いて言うなら「イメージと違っていた」くらいにしておく。
  • お店側に明らかな問題がある場合は、アンケート用紙などを通して伝える。
当たりのお店のときは、遠慮なく、たっぷり褒めていい。

おいしく楽しく外食をする30の方法

  1. 外食には、人生を変える力がある。
  2. いい外食をしようと思ったら、自分が何を求めているのか理解しておくことが大切。
  3. お店に行くときは、車より徒歩を選ぶ。
    少しでも歩く距離を伸ばしておなかをすかせよう。
  4. 食べたいものを食べるために、遠くまで出かけることもあっていい。
  5. きちんとした服に着替えてからレストランに行くと、よりおいしくいただける。
  6. 店内に入ったら、まず雰囲気を楽しもう。
    店内の雰囲気も、1つの芸術作品。
  7. 無料でいただける水もお茶も、店側にとっては有料。
    外食の1つとしておいしくありがたくいただく。
  8. 外食のときくらい、わがままになっていい。
  9. 食の楽しみは、メニューを選ぶところから始まっている。
  10. どちらもおいしそうと思ったものは、どちらを選んでも正解。
  11. 普段なら絶対注文しないものを注文するだけで、チャレンジしたことになる。
  12. 食後のデザートがあるなら、食前のデザートがあってもいいはずだ。
  13. 料理を注文したら、ぼうっと待つのではない。
    わくわくしながら待つのだ。
  14. 「おすすめは何ですか」を聞くと、新しい出会いが待っている。
  15. 完売で断られてもいらいらしない。
    次の楽しみができたと思えばいい。
  16. 「おいしいですか」という聞き方は、相手を困らせる質問。
  17. どんな料理かわからないときは、店員さんにきちんと聞く。
  18. にこにこしながら食事をするだけで、お店の雰囲気作りに貢献できる。
  19. レストランで「ハッピーバースデー」の歌声が聞こえてきたときのマナー。
  20. 季節限定メニューは、今期しか楽しめない。
    「また今度」と思っているうちに販売が終了する。
  21. 食べる前に、どんな味かイメージしてみよう。
    クイズの答え合わせをする感覚で食べてみよう。
  22. 本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより身銭を切るほうがいい。
  23. テーブルに置かれたキャンドルは、じっと見つめるもの。
    あなたを幻想の世界にいざなってくれる。
  24. 相手の食べ残しは、あなたが代わりに食べてもいい。
  25. タイミングによって味が変わることも、外食の面白さ。
  26. 期待外れのお店であっても、悪口は言わない。
  27. 当たりのお店のときは、遠慮なく、たっぷり褒めていい。
  28. 食べきれないときは、残すよりテイクアウト。
  29. 第一印象の悪いレストランでも、もう一度楽しんでみる。
  30. 外食の理由は何でもいい。
    「今週はまだ外食をしていない」という理由で出かけよう。

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