執筆者:水口貴博

悪い癖を直す30の方法

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癖には、2種類ある。良い癖と悪い癖。

癖には、2種類ある。良い癖と悪い癖。 | 悪い癖を直す30の方法

「癖はすべて直したほうがいい」

そう思っているなら、誤解です。

もちろん直したほうがいい癖もありますが、その限りではありません。

すべての癖が悪いわけではありません。

直す必要のある癖もあれば、直す必要のない癖もあります。

むしろ積極的につけたほうがいい癖もあります。

癖は、大きく分けて2種類あります。

「良い癖」と「悪い癖」です。

「癖はすべて直すべきだ」と考えるのではなく、ポジティブ・ネガティブに分けて考えたほうがいいでしょう。

良い癖

良い癖とは、自分の評価や印象を上げたり、生活をスムーズにしたりする癖のことです。

  • 掃除をする癖
  • 人の長所を褒める癖
  • 何でも面白がる癖
  • 予習と復習をする癖
  • 具体的に話をする癖
  • 戸締まりを確認する癖
  • 人の話を最後まで聞く癖
  • 身ぶり手ぶりを交えて話をする癖

こうした癖には、ポジティブな影響があります。

不衛生でも人に迷惑をかけることでもありません。

生活や人生にポジティブなメリットをもたらす癖は、直す必要がありません。

むしろ積極的に身につけたほうがいいでしょう。

良い癖は、素晴らしい生活習慣です。

あなたを幸せに導きます。

悪い癖

悪い癖とは、悪影響をもたらすものをいいます。

  • 爪を噛む癖
  • 指をぽきぽき鳴らす癖
  • ペン回しをする癖
  • 舌打ちをする癖
  • 貧乏ゆすりをする癖
  • 独り言をつぶやく癖
  • くちゃくちゃ音を立てながら食べる癖
  • 人の悪口や陰口を言う癖
  • 先延ばし・後回しをする癖
  • いつもぎりぎりで行動する癖
  • 嫌なことがあると、すぐ逃げる癖

どれも小さなことに思えますが要注意です。

本人は気にしていないかもしれませんが、どの癖も、少なからず悪影響があります。

自分の印象を下げたり、人に迷惑をかけたりするといった悪影響があります。

爪を噛む癖は、見栄えが悪く、衛生面にも問題があります。

指先の菌が口に付着して、体内に入ると、健康を害することがあります。

見る人に幼い印象を与えるでしょう。

指を鳴らす癖は、自分にとって気持ちいいかもしれませんが、やはり直したほうがいい癖の1つです。

ぽきっという音は、関節間に存在する軟骨内にある空気の破裂音であり、やりすぎると関節を痛めてしまいます。

指をぽきぽき鳴らす音によっては、周りを驚かせることがあります。

「ペン回しくらいいいではないか」と思うかもしれませんが、油断は禁物です。

ペンをくるくる回す様子は、自分にとっては快感であっても、見ている人にとっては落ち着きのない様子に映るでしょう。

目障りな様子に映って、不快に感じることがあります。

癖の大半は無意識にうちに行われるからこそ厄介です。

「少しくらい大丈夫」と安易に考えるのはよくありません。

自分にとって快感な癖であっても、周りに不快感を与えるならNGです。

少しでも悪影響があるなら、きちんと直すようにしましょう。

§

あなたの癖は、どちらに該当するでしょうか。

良い癖なら、直す必要もやめる必要もないため、そのままでも大丈夫です。

悪い癖なら、悪影響があるため、直すかやめるかして、改善しましょう。

すべての癖が悪いわけではなく、影響の善しあしによって区別してください。

悪い癖を直す方法(6)
  • 悪い癖を直すようにする。
「癖を直す、やめる」と公言する。
自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。

悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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