執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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「わかっている」と言いそうになったときの考え方。

「わかっている」と言いそうになったときの考え方。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

すでに理解している話に接したとき、言いたくなる一言があります。

「わかっている」です。

同じ話を繰り返し聞かされるのは、面倒や退屈に思うでしょう。

しかし「わかっている」と言われた相手の立場を考えてみてください。

「それくらい知っている」「何度も同じ話をしないでくれ」などと言われた気がするでしょう。

自分が言ったことを否定され、見下されたような印象があります。

おそらくもやもやした気持ちを抱き、首をかしげるでしょう。

うっかり言ってしまいがちですが、人間関係にひびを入れやすい一言なのです。

では、わかっていると言いそうになったとき、どうするか。

静かにもう一度聞くのです。

ポイントは「再確認」として受け止めて聞く姿勢です。

あなたの注意を促すため、時間をかけて、わざわざ同じ話を繰り返してくれていると考えます。

うろ覚えの部分があれば、記憶をはっきりさせる機会にできます。

繰り返し話す様子から、より重要な内容であると判断できるでしょう。

再確認として考えれば、同じ話を聞いても無駄ではありません。

穏やかな気持ちで、素直に繰り返し聞くことができるのです。

人間関係で注意したい余計な一言(16)
  • 「わかっている」と言いそうになれば、再確認として静かに聞く。
自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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