執筆者:水口貴博

企業研究をする30の方法

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形だけの制度に、要注意。

形だけの制度に、要注意。 | 企業研究をする30の方法

その制度は、本当に活用されているのでしょうか。

「制度があるなら活用できるに違いない」と思います。

しかし、そうとは限らないのが、社会の怖いところです。

企業によって、さまざまな制度があります。

たとえば、資格取得の奨励金や報奨金を支払う制度です。

表向きは、資格が取得できれば奨励金や報奨金を支払うことになっていても、実際は支払われない場合があります。

また、育児休暇や出産休暇があっても、実際は取得が大変難しく、存在しないのと同じ状況の場合もあります。

社宅があるとされていても、実際は入居できない。

新人研修があるとされているにもかかわらず、実際は放置の状態。

食事代が支給されるとされているにもかかわらず、実際は支払われない。

形だけの制度は、珍しくありません。

なぜきちんと活用されていないのかは、企業によって事情が異なり、一概には言えません。

制度を基準に入社したにもかかわらず、思っていた現実と異なれば、やはり問題です。

制度は、公表されているとおりに運営されているものかも、確認が必要です。

最も確実な確認方法は、やはりOB・OG訪問です。

社員に実際の状況について話を聞けば、最も正しく確認できます。

そのほか信頼できる情報元があれば、参考にできるでしょう。

表向きの情報だけを信じるのではなく、実際の活用状況についても、きちんと確認しましょう。

企業研究をする方法(14)
  • 形だけの制度ではないか、確認する。
実物を写した写真なのか。
イメージした写真なのか。

企業研究をする30の方法

  1. 希望する条件の優先順位を、はっきりさせているか。
  2. 平均勤続年数についてよくある誤解。
  3. 企業の個性は、どこに現れるのか。
  4. 企業に出会わなければ、調べることもない。
  5. 企業情報の項目から読み取れること。
  6. 小さな企業だから、大きな可能性が眠っている。
  7. 情報を集めるだけでは、十分に生かせない。
  8. 似た企業があって迷うとき、どうするか。
  9. 企業研究を効率的にするコツ。
  10. 自宅から通える企業の探し方。
  11. 企業の服装を確認する、3つの方法。
  12. 企業訪問ができなければ、企業のそばまで訪問。
  13. インターネット上の噂を、愚直に信じない。
  14. 形だけの制度に、要注意。
  15. 実物を写した写真なのか。
    イメージした写真なのか。
  16. イメージした写真かどうか、見分ける方法。
  17. 離職率にこだわると、企業研究に誤解を生みやすくなる。
  18. 企業情報は、現状の確認だけで満足しない。
  19. 魅力がないと思うのは誤解。
    魅力を見つける力がないだけ。
  20. 企業から発信される情報は、ポジティブな内容に偏っている。
  21. 企業研究は、ストーカーではない。
  22. 志望企業が提供する商品やサービスがあれば、ぜひ利用したい。
  23. 自分の意見だけでなく、ほかの利用者の意見も参考にしたい。
  24. 好調な企業が、優良とは限らない。
  25. 急成長している企業は、必ず原因を探ること。
  26. 組織名から、その企業の全体像を把握してみよう。
  27. 組織図の確認の際は、所属したい部署も決めておくといい。
  28. 企業の規模が小さすぎて、企業情報が入手できない場合の対処法。
  29. 店舗見学を充実させるコツは、予約。
  30. 同業他社も企業研究すると、業界内の位置関係もわかる。

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