執筆者:水口貴博

聞き上手になる30の方法

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価値観の違う人の話ほど、しっかり話を聞く。

価値観の違う人の話ほど、しっかり話を聞く。 | 聞き上手になる30の方法

私たちは「この世」という1つの世界に住んでいます。

1つの世界に住んでいながらも、本当に数え切れないくらい「いろいろな種類の人」がいます。

生まれや育ち、考え方や人種など、この世はたった1つであるにもかかわらず、いろいろな種類の人がいるのです。

私たちの生きているこの世は、たくさんの種類があって、実は1つになっていることに気づきましょう。

私たちの生きている世界は、いわばジグソーパズルなのです。

たくさんの種類があり、どれ1つと同じ模様はありません。

しかし、それらのばらばらが組み合わさって、1つの絵を完成させています。

また同じように、この世にはたくさんの種類の人がいますが、みんなで1つの世界を作り上げていることに気づきましょう。

どれか1つが正しいのではなく「全部が正しい」のです。

あなたの理解力を、まずここから始めましょう。

あなたの考え方は、この世で絶対正しいと思うのではなく、ジグソーパズルの1ピースのように「1つの考え方」と思うことです。

あなたの考え方は間違ってはいません。

正しいことなのです。

しかし、あなただけの考え方が正しいのではなく「正しい答えの1つ」であるのです。

ということは、今度はこれを人とのコミュニケーションに置き換えて考えてみましょう。

他人とあなたが違う考え方でも「相手は間違っている。私は正しい」と思うのではありません。

「相手も正しいし、私も正しい」と考えることなのです。

あなたがそう考えることができるようになったとき、あなたの中ではどんなことでも消化して受け入れられるようになります。

そして、最高の聞き上手になる素質が生まれます。

あなたが「この人は私とは価値観が違う。性格的に合わない」という人ほど、自分にはない価値観を持っているということです。

話にむかつくのではなく、自分の取って足りない部分だと思い、飲み込んでしまうことで、心の器は大きくなるのです。

聞き上手になる方法(27)
  • 自分とは全然違う人の話こそ、しっかり聞かせてもらう。
目には、言葉以上に強い印象がある。

聞き上手になる30の方法

  1. 人間関係を向上させる一番のコツは、聞き上手になること。
  2. 話をしすぎて嫌われることはあっても、話を聞きすぎて嫌われることはない。
  3. 理解する人が、理解される。
  4. 話が「聞こえる」ではなく、話を「聞く」という態度を取る。
  5. 「聞く」という態度には、相槌を打てばいい。
  6. バリエーションのある相槌を打とう。
  7. 「面白いですね」と言えば、どんどん話が進んでいく。
  8. 自分に置き換えて考えてみると、どんな話にもついていけるようになる。
  9. 「苦しそうですね」を「元気にいきましょうよ」に言い換えよう。
  10. 相手の話を、折らない。
  11. メモを取りながら聞くことで、よい印象を持ってもらえる。
  12. 話は「耳」で聞く。
    理解は「心」で感じる。
  13. 話のしっぽを繰り返すだけで、聞き上手になれる。
  14. あなたの理解力は、あなたの傷ついた経験に比例する。
  15. 話す人は、成長させる人。
    聞く人は、成長する人。
  16. 相手の年齢は聞かない。
  17. 話を聞けば聞くほど、人生の失敗を未然に防ぐことができる。
  18. 悪口を言う人とは、付き合わないようにする。
  19. 話の内容に応じた表情で、話を聞く。
  20. 相手の話を否定しないだけで、あなたの好感度は大幅に向上する。
  21. すべての人の、すべての会話は、挨拶から始めるだけでいい。
  22. 聞くことは、癒すこと。
  23. 「大変だったでしょう」と同感されると、心から軽くなれる。
  24. 質問をすることで、話を盛り上げることができる。
  25. 言葉になったメッセージ、言葉にならないメッセージまで感じ取る。
  26. 口うるさい人へは、聞き手に回ればいい。
  27. 価値観の違う人の話ほど、しっかり話を聞く。
  28. 目には、言葉以上に強い印象がある。
  29. 何でも「Yes」と答えると信用を失う。
    嫌なことは「No」と言える人が信用される。
  30. 本を読める人は、人の話も聞ける人。

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