執筆者:水口貴博

夫婦円満になる30の秘訣

18

まったく喧嘩をしないより、たまには小さな喧嘩をするほうがいい。

まったく喧嘩をしないより、たまには小さな喧嘩をするほうがいい。 | 夫婦円満になる30の秘訣

仲のいい夫婦は、たまに喧嘩をします。

「え? 喧嘩をするなら、仲が悪いのではないか」

もちろん毎日喧嘩ばかりというのはよくありません。

では、まったく喧嘩をしないのが理想かというと、そうでもありません。

むしろ、まったく喧嘩をしないほうが怖い。

全然喧嘩がないのは、あまりに話がうますぎます。

もちろんお互いが仲良くしようと努力している結果ではあるのでしょうが、どこか無理が感じられます。

生まれ育った環境が違い、性別も違えば、考え方も違います。

どこか1つくらいの違いはあるはずなのに、対立がまったくないのは、何かを我慢しているからではありませんか。

熟年離婚で最も多いケースに見られるのは「喧嘩をしたことがない」というパターンです。

どちらか、あるいは両方が、言いたいことを我慢しています。

「仲良くしなければならない」

「絶対に喧嘩をしてはいけない」

「子どもたちのために離婚なんてできない」

強い義務や責任として考えている面があります。

言いたいことがあっても全部我慢するのは、夫婦円満とは言えません。

大切なことは、ときどき言いたいことを言って「小さな喧嘩」をすることです。

言いたいことを言って、相手の本音を知り合える場面です。

夫婦には、本音がないとうまくいきません。

死ぬまで一生付き合い続ける関係ですから、大きな嘘があるのは疲れますし、透明性が大事です。

そのためには、たまに喧嘩をしてすっきりさせます。

本当に仲のいい夫婦なら、ときどき小さな喧嘩をします。

それが普通です。

「ちょっとそれはおかしいんじゃないの」

「少し改善したいことがあるんだけど」

「お願いをしてもいいかな」

不平や不満も、時には良薬です。

お互いが納得できるように、我慢をせずに言い合って、うまく改善できるように話し合うのです。

夫婦円満になる秘訣(18)
  • たまに、小さな喧嘩をする。
直接言えるところを、わざわざ間接的に言うから感動する。

夫婦円満になる30の秘訣

  1. 恋人関係と夫婦関係は、似て非なるもの。
  2. 夫婦とは、運命共同体である。
    協力しながら生きていくという覚悟を持つ。
  3. 心配し合いケアし合うのは、夫婦の命綱になる。
  4. 趣味は同じでも別々でもいい。
    わかち合うことが大切。
  5. 自分の大変さを、過大評価していませんか。
  6. お互いの立場を入れ替える機会を、ときどき作る。
  7. 記念日を大切にするだけで、夫婦の仲は円満になる。
  8. 朝食と夕食に力を入れる家庭は、円満になる。
  9. 夫婦間の感謝に、言いすぎるということはない。
  10. 感謝の言葉は「ありがとう」だけではない。
  11. 自分のセンスを、相手に押し付けない。
  12. 「干渉しない時間」を作るほうが、夫婦の仲はよくなる。
  13. いちゃいちゃしている夫婦ほど、仲がいい。
  14. 仲がいいから手をつなぐのではない。
    手をつなぐから仲がよくなる。
  15. 手をつながなくなるから、手をつなぎにくくなる。
  16. 仲が悪い夫婦は、無視し合う。
    仲がいい夫婦は、見つめ合う。
  17. かどのない家具に囲まれると、かどのない柔らかい発言が多くなる。
  18. まったく喧嘩をしないより、たまには小さな喧嘩をするほうがいい。
  19. 直接言えるところを、わざわざ間接的に言うから感動する。
  20. わかってもらうより、わかってあげる。
  21. ルールは秩序を作り、夫婦間の不要なトラブルを防ぐ効果がある。
  22. 当番を決めるときの原則は「効率」より「公平さ」。
  23. 夫と妻とで意見がわかれたら、じゃんけんで決めるのも悪くない。
  24. 相手を卑下した言葉は一切使わない。
    あらかじめ決めておけばいい。
  25. たまには夫婦2人で、特別な場所で食事をしに行く。
  26. 夫も妻も、お小遣いは多めのほうが、夫婦関係がうまくいく。
  27. 妥協というのは我慢ではない。
    パートナーを尊重している証拠である。
  28. 夫婦とはいえ、最低限のプライベートは必要。
  29. セックスが多い夫婦ほど仲がいい。
  30. 夫は妻の提案を100パーセント受け入れ、妻も夫の提案を100パーセント受け入れてみる。

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