執筆者:水口貴博

テーブルマナーの達人が心がける30の心得

16

朝食や昼食を10分以内で食べ終えてしまう人が注意したい食べ方。

朝食や昼食を10分以内で食べ終えてしまう人が注意したい食べ方。 | テーブルマナーの達人が心がける30の心得

オーダーした料理が出されるやいなや、あっという間に平らげる人がいます。

料理が出た瞬間から手をつけるのはいいことです。

熱いものは熱いうちに食べ、冷たいものは冷たいうちに食べるのは、マナーの1つです。

料理人は喜びます。

しかし、そのまま一気に流し込むように口にして、一瞬で食べ終えてしまう人がいるのです。

急ぐような食べ方は、雰囲気のあるレストランにふさわしくありません。

落ち着きがなく、怒っているようにも見え、余裕のなさが感じられます。

この食べ方は、時間に追われながら仕事をする人によく見られます。

普段、時間に追われながら仕事をする状況が多いため、食事をする際も、急いで食べるのが癖になっていることが多いのです。

「そんな食べ方をしていない。自分は大丈夫だ」

必ずしも、そうとは言い切れません。

これは癖です。

なかなか自分では気づきにくいものです。

そこで急いで食べているかどうかをチェックする「確認ポイント」があります。

「普段の食事を『10分以内』で食べ終えているかどうか」です。

ここを1つの基準にして考えてみましょう。

たとえば、昼食を10分以内で食べ終えてしまう人は注意です。

普段から急いだ食べ方をしていると、いざフォーマルなレストランで食事をすると、癖が出てしまいやすい。

自分では普通に食べているつもりでも、あっという間に食事が終わってしまうのです。

普段から食事は、10分以上かけて食べるようにしましょう。

落ち着いて食べるほうが消化によく、食事をおいしくいただけるようになります。

テーブルマナーの達人が心がける心得(16)
  • 普段から食事は10分以上かけて食べるよう、心がける。
噛んでいる途中で、次の一口を口にしない。

テーブルマナーの達人が心がける30の心得

  1. テーブルマナーの上級者への道のりは、短い。
  2. レストランの予約は、面倒とはいえ、しないほうがもっと面倒なことになる。
  3. 大きめの荷物やコートは、クロークに預けるのがマナー。
  4. 案内されたテーブル席に座るときは、左側から。
  5. テーブルマナーにたけた人の皿には、1滴のスープも残らない。
    どうやっているのか。
  6. 食事がいっそうおいしくなるよう、できるだけ明るい話題を心がける。
  7. 上級者は「すみません」「落とす」という言葉は、あえて使わない。
  8. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならを少しでも防ぐ方法。
  9. 熱い飲み物を飲むとき、一口目は軽く口をつけて、熱さを確認。
  10. レストランで露骨なお金の表現は、できるだけ避ける。
  11. ステーキとライスを楽に食べる方法。
  12. 知らない人が多い、ナイフレストが登場したときのマナー。
  13. テーブルマナーの上級者は手を挙げずに、給仕を呼べる。
    その方法とは。
  14. 苦手な食べ物があるときの上手な対処法。
  15. 給仕との会話は、料理の味をより引き立てるためにある。
  16. 朝食や昼食を10分以内で食べ終えてしまう人が注意したい食べ方。
  17. 噛んでいる途中で、次の一口を口にしない。
  18. 食事は量ではない。
    噛む回数と時間だ。
  19. ささいなマナー違反は、見て見ぬふりをするのがエレガント。
  20. 「何だかこの人と一緒にいると話しやすい」そんな人が心がけている、見えない気遣い。
  21. サラダがフォークに刺さらないときの解決法。
  22. おなかがすいていない状況で料理を食べるとき、心がけたいこと。
  23. マナー違反もマナーになる場合がある?
  24. 食とマナーを大切にする人は、肉の一口目に、レモンや調味料をあえて振りかけない。
  25. 残すことがわかっているなら、量を少なくオーダーするのがエレガント。
  26. 口元の汚れを拭いたと思われない、上手な工夫。
  27. 女性から一目置かれる、かっこいい会計の済ませ方。
  28. テーブルマナーの上級者は、現金による支払いを嫌がる。
  29. お会計は、手のひらに文字を書くポーズで伝えることができる。
  30. フォーマルなレストランで別々の会計は、マナー違反。

同じカテゴリーの作品

2:17

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION