執筆者:水口貴博

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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痛みでしつけようとすると、犬から嫌われる。

痛みでしつけようとすると、犬から嫌われる。 | 犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

犬をしつける際にしてはいけないことは、暴力で教えようとすることです。

平手で殴ったり、足で蹴ったり、棒で強く叩いたりなどの行為をしてはいけません。

痛みで言うことを聞かせようとするのは、最もレベルの低い教え方です。

痛みから逃れるために、犬は一時的に言うことを聞くかもしれません。

その代わり、飼い主のことが大嫌いになります。

飼い主のことが嫌いになるので、犬は元気がなくなり、家出をしたくなります。

この点は、人の子どもでも同じです。

いくらしつけとはいえ、暴力だけは避けることです。

やむなく叩いてもいいのは、人に危害を加えているときです。

通りすがりの人に犬が飛びかかり、腕を噛みついて、すぐやめさせたい場合にのみ、叩いてやめさせます。

いわゆる「現行犯」のときです。

この場合、すでに犯行が行われている最中であり、すでにけが人が出ているため、もたもたしている場合ではありません。

やむなく、手を出して痛みによってやめさせることも必要です。

「そういうことは絶対にしてはいけません」という飼い主からの強い意志表示です。

しかし、これは例外中の例外です。

基本的にしつけるときには、暴力を振るわないことを注意しましょう。

それがうまく犬をしつけると同時に、犬から好かれる飼い主になるコツなのです。

犬の気持ちを理解しながら育てる方法(3)
  • 痛みでわからせようとするしつけは、やめる。
広いハウスより、狭いハウスのほうが、落ち着く。

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 犬が素早く動くものに反応してしまうのは、野生だったころの名残。
  2. 犬同士にも相性がある。
  3. 痛みでしつけようとすると、犬から嫌われる。
  4. 広いハウスより、狭いハウスのほうが、落ち着く。
  5. 実は、犬も夢を見る。
  6. 犬は色を見分けるのが、大の苦手。
  7. 先住犬がいる家で、新しく犬を飼うときの注意ポイント。
  8. なぜ犬は、飼い主に叱られたときほど大きなあくびをするのか。
  9. 大はしゃぎする犬を、おとなしくしつける方法。
  10. 猫は、舌の上で水をすくって飲む。
    犬は、舌の裏で水をすくって飲む。
  11. 犬用のお洋服は、単なるおしゃれだけではなかった。
  12. 「褒める量」より「叱る量」のほうが多くなっていませんか。
  13. いきなり登場したハウスに、なかなかなじんでくれないときの対処。
  14. いくらおなかがすいているとはいえ、拾い食いはやめさせる。
  15. 道端の草は、衛生的によくないので食べさせないほうがいい。
  16. 餌をやるのが楽とはいえ、出したままにするのはやめたほうがいい。
  17. なぜか自分からリードを噛み切って、飼い主のもとを離れたがる犬の気持ち。
  18. 首輪に連絡先を書いた迷子札をつけておけば、迷子になっても怖くない。
  19. よく噛んで食べさせるのを、強要しないようにする。
  20. 犬は肉食。
    好きな肉にも、順番がある。
  21. 犬のマーキング行為は、存在のアピールをする重要な役目を果たす。
  22. 犬が変なポーズで寝始めたら、飼い主は大喜びしていい。
  23. 犬が本当に成長するために必要なのは、意外にも飼い主以外の人と接する機会。
  24. 飼い主が気を配る必要があるのは、生まれたばかりの子犬より、むしろ子どもたちの行動。
  25. 水口家での飼い主と犬との間にあった、暗黙の了解。
  26. 屋外で飼うなら、犬の立場になって考える必要がある。
  27. 犬のよだれは、人の汗に相当する。
  28. においを嗅ぎ回る犬は、人がニュースを確かめることに相当する。
  29. 動物病院の選び方で大切なのは、先生の思いやり。
  30. 曖昧な部分を残したほうが、犬との付き合いはうまくやっていける。

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