執筆者:水口貴博

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

10

たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。

たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。 | ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

映画を一度見て終わりにしていませんか。

ほとんどの人が「一度見て終わり」になっていることでしょう。

ぜひ、映画を見直してみましょう。

1回目は内容を把握することで精いっぱいですが、2回目は内容がわかっているので、別の視点から物語を楽しめます。

最初は気づかなかった登場人物の心情がわかるようになり、物語の詳細まで把握できるようになります。

それが奥を深めるということです。

読書をするときも、一度読んで終わりにしていませんか。

事実、ほとんどの人が「一度読んで終わり」になっていることでしょう。

「いつか読むかもしれない」と棚の奥でほこりをかぶっている本を、取り出しましょう。

ぜひ、本を読み直しましょう。

1回目は内容を把握することで精いっぱいですが、2回目は内容がわかっているので、別の視点から内容を楽しめます。

行間を読むことができたり、意外な発見を見つけたりするはずです。

それが奥を深めるということです。

もちろん余裕があれば、3回目、4回目と何度も楽しんでください。

回数を重ねるたびに、新たな発見があります。

そのほか、絵画、音楽、工芸なども同じです。

芸術作品の魅力は「繰り返すことで気づく深み」です。

たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。

これがスローライフでは大切です。

1つの芸術作品を、徹底的に深く掘り下げます。

1人の人と長く付き合うことで深める友情のように、1つの芸術作品とも長く付き合って、多くのことを学びましょう。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ(10)
  • 1つの作品を、何度も繰り返し楽しむ。
世界的にヒットしているシリーズ作品には、大作が多い。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

  1. ゆっくりだからこそ、見えるものがある。
  2. スローライフの真意とは、心を充実させること。
  3. スローとだらだらは、別である。
  4. 早歩きをやめる。
  5. 階段を、1段飛ばしで上がらない。
  6. 1日中、読書を楽しむ日を作る。
  7. 即答は、思わぬ失言を招く。
  8. スローになると、優しい気持ちがよみがえってくる。
  9. 現在は、これまでの過去の「結果」。
    現在は、これからやってくる未来の「原因」。
  10. たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。
  11. 世界的にヒットしているシリーズ作品には、大作が多い。
  12. 食事をすればいいと言うわけではない。
    作るところから食事を味わう。
  13. 精神と呼吸は、深いところではつながっている。
  14. 本来、水はおいしい。
  15. 人生のステージに応じて、住む場所を変える。
  16. よく噛んで、よく味わい、健康になる。
  17. 速く働く心は病んでいる。
    ゆっくり働く心は健全である。
    不動の心は神聖である。
  18. 私たちが最終的に目指すべきは「不動の心」。
  19. 電車の窓から、外の景色を楽しむ。
  20. 疲れたから休憩ではなく、疲れる前に休憩する。
  21. いい物品と長い年月を共にして、愛着を根づかせる。
  22. 使う頻度や使用時間の長さから考えれば、寝具は最もお金をかけるべき。
  23. ファストフードやジャンクフードを、食べない。
  24. ゆっくり1つずつ確実に行動することで、ミスが減り速くなる。
  25. 遠くを見ていると、生き方は安定する。
  26. 植物の成長は、時間がかかるからこそいい。
  27. ちびちびと食べれば、長く味を楽しめる。
  28. なぜデパートの地下の食品売り場には、時計がないのか。
  29. 値札を見ないで、買い物をする。
  30. 自然の音こそ、一番のヒーリングミュージック。

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