執筆者:水口貴博

時代の先を読む力をつける30の方法

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高機能・高性能に走りすぎると、逆に衰退する。

高機能・高性能に走りすぎると、逆に衰退する。 | 時代の先を読む力をつける30の方法

世の中には「必要とされるものが残り、必要とされないものは消える」という法則が働いています。

多くの人々から必要とされれば存続できますが、必要とされなくなったら行き場を失います。

まず、この基本を押さえたうえで、次の話を聞いてください。

ある企業が、新商品でヒットしました。

企業にとって売れている商品があれば、もっと売れるためにどうすればいいのかと考えます。

思いつくのは、やはり「高機能・高性能」です。

機能が向上して性能がよくなれば、さまざまことが実現できるため、より多くの人から愛されるに違いないと思います。

売れている商品に、新たな機能をどんどん追加します。

実は、ここが失敗の始まりです。

高機能・高性能は、人々が必要としている機能と限らないからです。

しかも高機能・高性能になるにつれて、使いにくくなります。

1つや2つくらいの機能追加なら、まだいいでしょう。

しかし、5つも6つも機能が追加されれば、ボタンがたくさん追加され、使いにくくなってしまいます。

機能が増えすぎて、かえって使いにくくなります。

「必要とされるものが残り、必要とされないものが消える」と言いました。

必要もしない機能をたくさん追加した結果、使いにくくなります。

そのうち、使いにくいものは必要とされなくなり、市場から消えてしまいます。

私は、高機能・高性能に走って失敗した例を数多く知っています。

高機能・高性能に走りすぎたビデオデッキは、はやりませんでした。

不必要な機能をたくさん追加しすぎために、リモコンのボタンが増えすぎて、操作がしにくくなりました。

若い人ならいいですが、お年寄りにはもはや手軽に使える商品ではありません。

電子レンジ・固定電話・携帯電話・自動車も、どれも同じです。

必要な機能を最低限に絞って深掘りしていくことが、正解なのです。

時代の先を読む力をつける方法(21)
  • 高機能・高性能に、惑わされないようにする。
今を一生懸命に生きることで、素晴らしい未来も出来上がる。

時代の先を読む力をつける30の方法

  1. 時代の先を読み、生活の向上に結びつける。
  2. 今の状態を知ることなしに、未来の状態を正確に予想はできない。
  3. 自分に関係する分野は、狭く深く掘り下げる。
    自分に関係しない分野は、広く浅く学ぶ。
  4. マスコミのゴシップやスキャンダルは、完全に無視して問題ない。
  5. あらすじをまとめた記事を使って、素早く情報を収集する。
  6. 「週刊ダイジェスト」は、忙しいビジネスマンにもってこい。
  7. ブームは、急速に全国に広まった後、急速に忘れ去られる。
  8. 人気が出ている商品やサービスは、その時代を象徴している姿である。
  9. 電車の中で、時代の流れを予想する。
  10. 店の入り口付近こそ、時代の最先端が見える場所。
  11. ベストセラーは、現代社会のニーズが最も反映されている。
  12. 歴史は、人の感情が作り出している。
  13. わかりやすくなれば、ヒットしやすくなる。
  14. 子どもに投資することは、未来に投資すること。
  15. 子どもたちに異変があっても、今なら改善に間に合う。
  16. 都会の中をぶらぶらして、刺激に接する。
  17. 今まで見たこともないような商品や新しいサービスには、特に要チェック。
  18. マスコミの情報を、何でもうのみをしてはいけない。
  19. コマーシャルの時間は、時代を学ぶ時間になる。
  20. デパートのショーウインドーから、最新のファッションセンスを学ぶ。
  21. 高機能・高性能に走りすぎると、逆に衰退する。
  22. 今を一生懸命に生きることで、素晴らしい未来も出来上がる。
  23. 過去を学ぶと、先の展開が読めるようになる。
  24. 近い業種の「起承転結」は、参考にできる内容が多い。
  25. 高齢者ほど、時代の予想は的中しやすい。
  26. 本音ほど、小さな声で語られる。
  27. 「権力・お金・セックス」を求める人は、人生につまずきやすい。
  28. トップがしていることを見れば、未来の光景が目に浮かぶ。
  29. 土台があるものが生き残り、ないものが倒れて消える。
  30. 便利な道具は、意外な不便を生み出す。

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