執筆者:水口貴博

社内ビジネスマナーの30の基本

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いつの間にか二重敬語を使っていませんか。

いつの間にか二重敬語を使っていませんか。 | 社内ビジネスマナーの30の基本

相手を敬う言葉として「敬語」があります。

社会人ともなれば、敬語にも気をつけるのが基本です。

上司といった目上の人に対して、敬意を払った言葉は、人間関係にも大きく影響します。

しかし、そんな敬語が行きすぎて「二重敬語」にならないように注意しましょう。

二重敬語とは言葉のとおり、敬語を二重に重ねてしまう言葉です。

私も二重敬語を間違って使ったことがあり、恥をかいたことが何度もあります。

まず私がした失敗の1つが「社長様」という言葉です。

実は「社長」というのは、その言葉がすでに敬語になっています。

役職は、どれも高い地位を表しています。

会長、社長、部長、課長、係長は、すべて役職の名前であると同時に、敬語でもあります。

その敬語に、さらに加えて「様」をつけるとどうでしょうか。

いささか「言いすぎ」という印象を与えます。

「お召し上がりください」という言葉はいかがでしょうか。

うっかり口にしていないでしょうか。

実はこの言葉も、二重敬語なのです。

「お」という言葉に「食べる」の尊敬語である「召し上がる」という言葉が重なり、二重敬語になっているのです。

このほかにも二重敬語はあります。

「ご覧になられましたか」

「お見えになられる」

「お伺いします」

うっかり口にしてしまう気持ちもわかります。

丁寧が行きすぎた言葉ですから、不快感を与えることはありませんが、社会人なら、言葉の区別をしておきたいところです。

社内ビジネスマナーの基本(6)
  • 二重敬語には、注意する。
報告・連絡・相談は、社会人としての基本マナー。

社内ビジネスマナーの30の基本

  1. 仕事マナーがあれば、嫌いな人とも一緒に仕事ができる。
  2. 「ご苦労さま」と「お疲れさま」の違いに気をつけよう。
  3. 取り出したものは、使い終われば、元の場所に戻す。
  4. 風邪を引いたときには、無理をせず休む。
  5. 風邪を引きかけているときには、マスクを付けておこう。
  6. いつの間にか二重敬語を使っていませんか。
  7. 報告・連絡・相談は、社会人としての基本マナー。
  8. 休暇届を、直前になって出すのはタブー。
  9. ストレスがかかっているときは、ストレスを感じない。
  10. 欠勤の連絡を、親にさせない。
  11. 遅刻連絡のときには「遅れる理由」と「目安」を伝えるようにしよう。
  12. 会社にある備品は、持ち帰ってはいけない。
  13. 長時間席を外す場合には、ほかの人に伝えておくこと。
  14. 言葉遣い(敬語・謙譲語・丁寧語)は、社会人にとって欠かせない技能。
  15. 社内の話を、社外で話してはいけない。
  16. 会社の上下関係は「年齢」ではなく「キャリア」である。
  17. ダメと言っている人が、ダメになる。
  18. デスクの上の整理整頓も、仕事の1つ。
  19. 挨拶をすれば、人間関係がよくなる。
  20. 挨拶は、言われる前に、言う。
  21. 失敗は、して落ち込むのではない。
    して、飛躍するのだ。
  22. いくらベテランでも、新しい職場では新人である。
  23. いくら定時が過ぎているとはいえ、直帰する場合には、会社に連絡をする。
  24. 社会人になってからは、悪い癖は無視できない。
  25. プリンターの使い方を覚えるのも、仕事のうち。
  26. クッション言葉で、言いにくい一言が、言いやすくなる。
  27. 机を長時間離れるときには、資料を出しっぱなしにしない。
  28. 独り言を言いながら、仕事をしない。
  29. マニュアルはあっても、頼りすぎない。
  30. 話しかけるときには、タイミングを考えよう。

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