執筆者:水口貴博

部屋をきれいに整える30の方法

12

「念のため」を捨てるだけで、部屋がきれいになる。

「念のため」を捨てるだけで、部屋がきれいになる。 | 部屋をきれいに整える30の方法

人間には、整理整頓の限界があります。

いくら整理整頓ができても、ものがたくさんありすぎては、整理整頓の限界があるのです。

整理整頓をやりやすくする、とっておきの方法があります。

物を減らすことです。

ものが少なくなれば、整理整頓をする量も減ります。

これで本人の負担が一気に減りますから、整理整頓もやりやすくなります。

もう1歩話を先に進めましょう。

では、どんな物を捨てていけばいいのか。

もちろんまずは、いらない物です。

もう1つ、これに気づいていない人が多い。

「念のため」のものです。

「念のため」のものも、思い切って捨ててしまいましょう。

「念のためというのは、いつ来るのですか」と聞くと、ほとんどの人が「わかりません」と答えます。

そのわからないときのために、大切な部屋の空間を「念のため」のものが占領してしまうことになります。

このほうがよほどもったいない。

せっかくの自分の部屋が「念のため」の部屋になります。

別の場所に倉庫があり「念のための倉庫」というならわかります。

しかし、自分の部屋にまで、念のためのもので埋める必要はありません。

思い切って「念のため」を捨てても大丈夫です。

「念のため」のせいで、失っていることのほうが大きいのではないかと、振り返ってみましょう。

「念のためのとき」より「まさに今」のほうが大切なのだと、意識を変えてみましょう。

「人生に影響を及ぼすからどうしても必要だ」と言うなら、さすがにそれは取っておく必要があります。

本当の「念のため」です。

ただし、それ以外は「念のためもどき」です。

捨てるか、売ってしまってもいいのです。

いざというときに必要になれば、友人から借りればいいだけです。

いざというときに必要なのは「念のためのもの」ではなく「友人」です。

このシンプルな知恵に、早く気づきましょう。

部屋をきれいに整える方法(12)
  • 「念のため」に保管しているものを、捨ててしまう。
一人暮らしが、1つのテーマを作り上げる。

部屋をきれいに整える30の方法

  1. きれいな部屋とは、整理整頓された部屋のこと。
  2. 整理整頓は、縦より横のほうがうまくいく。
  3. 「かわいい」ではなく「きれい」になるための条件。
  4. 本当にきれいな部屋には、においがない。
  5. きれいな色とは、白のこと。
  6. きれいさを演出する人は、ごみ箱の色にこだわる。
  7. ごみ捨てのときのことも考え、ごみ袋は透明色にすることが大切。
  8. きれいにするためのキーワードは「統一感」。
  9. 椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかを、はっきりさせる。
  10. 何気ないごみ捨ての習慣は、その人の考え方が反映されやすい部分。
  11. 朝日が、部屋のきれいさの鍵を握る。
  12. 「念のため」を捨てるだけで、部屋がきれいになる。
  13. 一人暮らしが、1つのテーマを作り上げる。
  14. 1年間着なかった服は、必要のない服。
  15. 空気は、雰囲気。
    空気を入れ替えると、雰囲気が入れ替わる。
  16. 必要な分だけ買うことで、整える手間を最小限に抑える。
  17. 見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。
    目に見えないあの存在を忘れていませんか。
  18. 複数の人と住むときは、部分ごとではなく、部屋ごとに担当を決める。
  19. お客さんの訪問が、掃除のやる気を駆り立てる。
  20. 疲れる部屋は、色の濃い部屋だ。
    原色が目に負担をかける。
  21. 部屋の色が、住む人の心に影響を与える。
  22. 掃除は、一気に進めるほうが、うまくいく。
  23. 褒められる快感が、掃除を習慣にさせてくれる。
  24. 直接光は、かっこいい光。
    間接光は、優しい光。
  25. 寝心地をよくしたければベッド。
    部屋を広く使いたければ布団。
  26. 部屋のマナーのしっかりした人は、帰り際に後片付けができる。
  27. 部屋がきれいな人は、心もきれい。
  28. シンプルこそ、きれいさの基本。
  29. 布が部屋の柔らかさを作り上げる。
  30. 部屋の状態は、住んでいる人の心の状態。

同じカテゴリーの作品

2:39

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION