執筆者:水口貴博

人生を豊かにする30の生き方マナー

17

成功王と失敗王は、同一人物にならないとおかしい。

成功王と失敗王は、同一人物にならないとおかしい。 | 人生を豊かにする30の生き方マナー

私が学生時代、水木君という友人がいました。

水木君は、勉強もスポーツもできる人でした。

こう言えば、あなたは「水木君は万能な人なんだ」と思うでしょう。

ところが意外や意外!

クラスで最も失敗する人として目立っていた人も、水木君でした。

体育のサッカーでは、水木君のエラーが多かった。

しかし、それは水木君が、鈍感だったからではなく、単にトライの数が多かったからです。

トライの数が多いから、それだけ失敗の数も多く目立っていました。

同時に水木君は、最もサッカーがうまかった。

ボールが転がるところに、水木君がいます。

勉強で成績優秀者の中には、必ず水木君の名前があった。

しかし、授業中は、一番よく間違える人でもありました。

よく間違えるから、よく勉強ができ、知識の吸収が早かったのです。

水木君は、失敗王でありながら、成功王でもあったのです。

当時の私は、このことにあまり深く考えてはいませんでした。

しかし、今振り返って考えると、起こるべくして起こる、当然の結果なのです。

一番トライの多い人は、一番失敗も多くなります。

それは同時に一番成長が早くなるということでもあり、成功しやすくなると言うことなのです。

「失敗王=成功王」という公式は、当たり前なのです。

むしろ成功王と失敗王は、同一人物にならないとおかしい。

成功する人は、最も失敗が多くなり、失敗が多くなるということはそれだけ成長できるということです。

野球においても、三冠王と三振王は、同一人物になることがあります。

最もトライをする人が、一番よく失敗をして、また一番成長が早くなり、成功しやすくなる体質になるからです。

学生時代に見た水木君は、成功者としての手本だったのです。

人生を豊かにする生き方マナー(17)
  • 失敗王になり、成功王になる。
当たり前のことを、当たり前にするだけでいい。

人生を豊かにする30の生き方マナー

  1. ささいな人生マナーが、生活を劇的に変える。
  2. 人生へのマナーは、好きなことをすること。
  3. 余裕は、生活を豊かにするマナーである。
  4. 先輩になるほど、威張った態度はやめよう。
  5. ドタキャンを、チャンスに変えること、できますか。
  6. 恥をかきに行くというマナー。
  7. 選択と集中は、成功のためのキーワード。
  8. 偶然は、必然に変えないといけない。
    神様からあなたへのプレゼントなのだから。
  9. 人生に練習はない。
    常に本番なのだ。
  10. 時間は常に一定。
    どれも最初で最後の瞬間。
  11. 自分の趣味が、必ずしも相手にも合うとは限らない。
  12. 体験の食わず嫌い、していませんか。
  13. 好きな仕事をしていると、自分もお客さまもハッピーになれる。
  14. どきどきする体験をして、心のさびを落とそう。
  15. 気にしないように考えていることは、気にしているということ。
  16. やめないだけでいい。
    やめない人は、やめた人の運を引き継ぐ。
  17. 成功王と失敗王は、同一人物にならないとおかしい。
  18. 当たり前のことを、当たり前にするだけでいい。
  19. 失敗が怖いのではない。
    失敗を見られるのが怖いのだ。
  20. 「一生懸命な人」は、何をやってもうまくいく。
  21. 人生では、フライングもマナーの1つ。
  22. 居心地の良いところにいる人は、なかなか成長できない。
  23. 嫌いなことは、後回し。
    好きなこと順から、はじめよう。
  24. バンカーがあるから、ゴルフが面白くなる。
  25. 愚痴っているから、成功できない。
    人生は、愚痴っている人から運を奪う。
  26. 後ろばかりを見ている人は、前へ進みにくくなる。
  27. わからないときほど、何かをしよう。
  28. 人生は、神様が作ったジェットコースター。
  29. 幸せの基本は、必ず家庭内に存在する。
  30. 「ありがとう」を忘れる人は、幸せも忘れる。

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