執筆者:水口貴博

人生の転機を迎えたときの30の言葉

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持ち前の個性を生かすことで、才能が発揮する。

持ち前の個性を生かすことで、才能が発揮する。 | 人生の転機を迎えたときの30の言葉

日本映画を代表する映画監督の1人に「黒澤明」がいます。

戦後の日本映画を代表する名監督の1人であり、世界的にも有名です。

彼は数々の名作映画を残していますが、その誕生エピソードはユニークで学ぶところがあり、注目に値します。

三船敏郎がまだ役者として駆け出しだったころ、演技に悩みを抱えていました。

もともと彼にはちょっと不器用なところがありました。

豪快でワイルドな演技が得意である一方、繊細な演技が苦手でした。

繊細な演技をしようとしても、不自然な様子が目立ち、なかなか監督の指示どおりの演技ができず悩んでいました。

そんなある日、黒澤明と出会います。

黒澤は三船との交流の中で、発想の転換がひらめきました。

それは「三船敏郎の個性を変えるのではなく、そのまま生かす」というものです。

さっそく黒澤は、闇市のヤクザを主人公とする映画撮影に取りかかり、結核を患う若いヤクザ役に三船を起用しました。

黒澤は、三船に演技指導は行わず、持ち前の個性を思いきり表現するよう伝えます。

それは三船にとって素晴らしい注文でした。

三船は、持ち前の豪快でワイルドな個性を生かすことで、リアルで迫力ある演技をぐいぐい発揮していきます。

そうして生まれたのが黒澤監督と三船敏郎の初コンビ作品『酔いどれ天使』です。

主人公のリアルで迫力のある演技が高く評価され、日本映画大賞を獲得します。

その後も黒沢と三船のコンビ作品が続き『羅生門』『7人の侍』『用心棒』といった名作を生み出します。

それらの作品は、国内だけでなく、世界にも評価されました。

国際的な名声を得ることとなり「世界のクロサワ」と呼ばれるようになったのです。

三船敏郎もまた、名役者として確固たる地位を築き上げることとなります。

持ち前の個性は、変えるのではなく、生かす

持ち前の個性を変えようと思っても、簡単に変えられるものではありません。

持ち前の個性は、変えるのではなく、生かすのが賢明です。

持ち前の個性を生かせる場を見つけることです。

生かせる場がなければ、自分で作り出しましょう。

持ち前の個性を出すだけなら、我慢したり頑張ったりする必要はありません。

ありのままの自分を100パーセント出すだけになります。

三船敏郎が持ち前の個性を生かすことで魅力を発揮できたように、あなたも持ち前の個性を生かすことで魅力を発揮できます。

人生の転機を迎えたときの言葉(6)
  • 持ち前の個性は、変えるのではなく、生かす。
人生の転機に慌てるのは、日頃から変化に慣れていないから。

人生の転機を迎えたときの30の言葉

  1. 人生の転機は、最高にエキサイティングな時間。
  2. 意思決定に失敗しないコツは、納得するまで調べ尽くすこと。
  3. いい波が来たら、しっかり乗る。
    人生のゴールデンタイムは、最大限に生かす。
  4. 「面倒くさいからやりたくない」と思うことは好きではない。
    「面倒くさいけどやりたい」と思うことが好きなこと。
  5. お金がないとできないと思っていることは、お金がなくてもできる。
  6. 持ち前の個性を生かすことで、才能が発揮する。
  7. 人生の転機に慌てるのは、日頃から変化に慣れていないから。
  8. 「一人前には3年かかる」という話にとらわれてはいけない。
  9. 敵がいることに嘆くのではない。
    味方・仲間がいることを喜ぼう。
  10. 親友は1人いれば十分。
    1人の親友は、100人の友人以上の価値がある。
  11. 大人になったらやってみたかったことを思い出そう。
    大人になった今なら楽しめる。
  12. どんな副業であろうと、本業がおろそかになってはいけない。
  13. できない理由を見つけるのが上手な人は、大化けする可能性を秘めている。
  14. こつこつ続けていることが、自信になる。
  15. 「都会は家賃が高い」という声をうのみにしてはいけない。
    どんな都会にも、必ず安い物件がある。
  16. あなたの今週の目標。
    「買ったまま読んでいない本を読む」。
  17. 生まれた環境を嘆いても仕方ない。
    大切なのは、生まれた後をどう生きるか。
  18. 何者かになりたいなら、1つの道を究めないといけない。
  19. 「今から始めて遅いですか」と聞いてしまうことは、本当に好きなことではない。
  20. 2番目にやりたいことをやっても、幸せにはなれない。
  21. 先のことまで考えて満足してはいけない。
    先の先のことまで考えるのだ。
  22. 挫折をしたのではない。
    方向転換をしたのだ。
  23. はやっているからといって安易に手を出さない。
    周りが流行で盛り上がっていても、自分の得意なことに集中する。
  24. 表に出てこない成功者は大勢いる。
  25. 難しいイメージは思い込みかもしれない。
    趣味は、ささいなきっかけで始まる。
  26. 自分で自分を、変えることはできない。
  27. 人生は長いようで短いもの。
    あっという間の連続だ。
  28. 「悔いのない人生を生きているか」という自問は、一度だけで満足してはいけない。
  29. 外見を磨くより言葉遣いを磨く。
    さあ、言葉美人を目指そう。
  30. 下り坂にいるときでも、気持ちだけは上向きでいる。

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